CRAから希望の部署に異動できない場合にやるべきことは3つ【女性CRA向け】

 現在、CROでCRA(臨床開発モニター)をしているけど、メディカルライティング部門に異動したい。以前から上司に言っているのに、なかなか異動させてもらえない。もう32歳だし、子供を産みたい。体力的にきついCRAから、将来性のあるメディカルライティング部門に異動し、いずれは在宅ワークに転身したい。

 

今回はこの悩みを持つ方に向けて書いています。

 

この記事でわかること

●CRAから最短ルートでキャリアチェンジする方法がわかる

 

わたしは以前、CROで臨床開発モニター(CRA)をしていました。

CRAは出張の多い、忙しい仕事です。

特に女性の場合、産後に出張の多いCRAに復帰するのは現実的ではありません。

 

今回は、現在CRAをしているけど、子供を持った後でも復帰したい、在宅ワークにキャリアチェンジしたい、と思っている方に向けて書いています。

 

わたし自身、CRA→在宅ワークと働き方をシフトしてきました。

わたしの場合は、メディカルライティングではなく、フリーランスの中国語翻訳ですが、キャリアチェンジのやり方は同じです。

CRAから希望の部署に異動できない時にやるへきことは3つ

・上司に相談する。

・プロジェクトが終わるのを待ってから異動届を出す。

・転職する。

 

1つずつ見ていきますね。

上司に相談する

上司に相談し、異動したいことを知ってもらうのも1つの方法です。

ただ、上司に相談して、すぐに異動できるわけではありません。

わたしがいたCROでは2年以上、メディカルライティング部門への異動の希望を出しているのに、異動できない人がいました。

 

異動できない理由として、2つ考えられます。

①今の部署からいなくなると困るから

②希望の部署に空きがないから

 

CRAとして経験があり、重宝されている場合、部署からいなくなると困るという理由で、異動の許可がおりないことがあります。

また、希望する部署に空きがないことも考えられます。希望の異動先に人が十分いる場合、異動の希望は通りにくいです。

さらに、人事部に希望を出しても、部門長がOKしない場合も同様に、異動の希望は流されてしまうこともあるでしょう。

 

このように、異動の希望を出しても、すぐに異動できるわけではありません。

 

特に、CRAはあるプロジェクトに配属されている間、複数の施設(病院)や試験を担当します。

上司からしたら、「プロジェクトが落ち着くのを待ってよ!」というのも正直な気持ちです。

 

この場合、異動が通りやすいように、プロジェクトが終わるのを待つのも1つの方法です。

 

プロジェクトが終わるのを待ってから異動届を出す

いま担当しているプロジェクトの終了を待ってから、異動届を出すこともできます。

治験が終わりに近づくと、プロジェクトに必要な人員が減ります。

このときがチャンスです。

 

プロジェクト終了を待って異動するのであれば、担当CRAの変更による余計な引き継ぎは発生しませんよね。

施設にとっても会社にとっても、迷惑のかからないやり方です。

 

ただ、プロジェクトが始まったばかりの場合は、2年くらい我慢する必要があります。

 

2年を長いと思うか、短いと思うかは人それぞれです。

人生100年時代。たった2年と思えば短いですよね。

しかし、2年待って、プロジェクトが終わった時に異動できるか保証されていないのも事実。

 

さらに、CRAから、メディカルライティングへ異動。産後に復帰したい、あるいは在宅ワークで働きたい・・・・となると、2年という待ち時間は決して短くありません。

キャリアチェンジ後に、「出産」「産後の復帰」「在宅ワーク」などを考えている場合、「待つ」という選択肢にはリスクが伴います。

 

まして、メディカルライティングの経験を積むのにも、時間がかかります。

ということは、いますぐキャリアチェンジしないと、時間的に厳しいですよね。

 

転職する

転職が最短ルートです。

最短で、自分の望む未来を手に入れるベストな選択が転職です。

 

異動のように会社の決定を待つ必要はありません。

採用の決定権は応募先の会社にありますが、行動の数を決めるのはあなたです。

 

おまけにあなた次第で、次のように時間を節約できます。

2年たっても異動できず、転職する➡2年ロスする

いますぐ転職する➡2年前倒し

 

✔おすすめは、他社CROのメディカルライティング部門に転職すること

CROの中には、メディカルライティング部門のある会社があります。

 

 それは知っているけど、未経験で応募可能な会社はあるの?

 

と心配な方に朗報です。

大手CROでも、未経験で応募可な会社があります。

 

たとえば、マイナビ薬剤師に掲載のこちらの求人。未経験から応募できます。

マイナビ薬剤師

詳細を見ると、「理系のバックグラウンド」「TOEIC700点以上」という条件のみで、薬剤師資格は必須ではありません。

CRAとして、プロトコール、治験薬概要書など治験業務の経験をしたことは、メディカルライティングに転職する上で強力なアドバンテージです。

 

現在の会社で、上司の顔色をうかがいながら異動のタイミングを待ち、数年消耗して、いやいやCRAを続けるのと、

スパッと転職して、数年早く自分が望むキャリアチェンジ、その後のライフプランを実現するのと、

どちらがいいでしょうか?

 

怖い話を書きますが、妊娠のタイミングだって待ってくれません。

メディカルライティング部門で経験をつんでからいざ妊娠しようと思っても、思い通りにいく保障はないのです。

 

32歳だと、早く出産したい、と焦りますよね。

 

CRAをしている時に妊娠した場合、育休復帰後に配属されるのは内勤業務です。しかも、CRAのアシスタントモニターとして復帰することがほとんどです。

メディカルライティング部門への異動はますます難しくなるでしょう。

それなら、他のCROに転職して、妊娠するまでにメディカルライティング部門で経験を積むのがいいと思いませんか?

 

 それはわかるけど、忙しいCRAをしながら転職活動なんて無理!

 

そういう方もいると思います。

 

わたしも経験したのでわかりますが、残業が続く状況で転職活動はする気になれません。そんな時は、自分でやろうとしないことです。

めんどうな部分はエージェントに任せてしまえばいいのです。

転職エージェントに登録しておけば、応募から面接の調整までしてくれるので、気持ち的に大分楽になります。

また、未経験からメディカルライティングに転職した人の話を聞けるのも、転職エージェントを利用するメリットです。

 

 

他業種案件もあるリクナビ薬剤師(定番・大手なので安心・他業種もあり)

情報収集から始めるならリクナビNEXT(薬剤師資格でない方はここ・案件多数・情報収集からしたい方向け)

 

※どちらも無料で、登録は1分で終わります。

 

ここまで読まれて、もう少し考えてみようというかな、という方に向けて、どうしてもお伝えしないといけないことがあります。

先送りするリスクです

わたしの経験から断言できることですので、キャリアチェンジをお考えなら、ぜひ一読ください。

今すぐ行動に移した方が良い3つの理由

・未経験可の求人がいつまであるかわからない

・異動を待っても、異動できる保証はない

・転職が時間を短縮できる最短ルート

 

未経験可の求人がいつまであるかわからない

これです。これに尽きます。

待てば待つほど、あなたがキャリアチェンジできる可能性は低くなっていきます。

 

具体例をお話しますね。

わたしがCRAに応募したとき、「未経験可」の求人は現在より多かったです。

つまり、以前より未経験可のCRAは少なくなったということです。

わたしがいたCROの現在の求人に「未経験可」のCRAはありません。経験者のみです。

 

メディカルライターも同じです。

今ある「未経験可」の求人が、数年後もある保証はありません。

まして、異動のために2年待ってダメだったときに、転職活動を始めても、希望する会社に入れないかもしれません。

 

待っても、異動できる保証はない

異動と転職の決定的な違いは、決定権が誰にあるかです。

異動の決定権は「会社」、転職の決定権は「あなた」にあります。

 

自分の人生を他人の判断に任せたいと思う人は少ないと思います。

できることなら、自分で決定できる領域で、挑戦したいですよね。

 

異動届を出しても、異動できる保証はありません。

場合によっては、会社にいいように利用されてしまうかもしれません。

 

産後にメディカルライターとして仕事復帰したい、さらには在宅ワークも実現させたい場合、

時間的な猶予はもうない、が事実です

 

転職が時間を短縮できる最短ルート

理想とするキャリアアップ、ライフプランを実現するために、転職しましょう。

条件のよい求人情報もいつまであるかわかりませんし、出産の適齢期だって待ってくれません。

さらに、悲しい事実ですが、妊娠できるかどうかも、あなたが決めることはできません。

 

CRAをしている時に妊娠した場合、産後はアシスタントモニターをやることがほとんどです。

妊娠してCROを辞めて、再就職を狙うこともできますが、子供の保育園問題が浮上します。

保育園に入れられなければ、仕事復帰そのものが難しいですよね。

 

女性が家庭を持ちながらキャリアチェンジしていくには、「待つ」のではなく「主体的に」動いていくしかありません。

ベストな選択は、いま、転職することです。

出産・キャリアチェンジ両方を考えるなら、一刻も早く、キャリアチェンジすることです。

 

異動を待つだけでは「リスク」がありますが、異動を待ちながらの転職活動に「リスク」はありません。

転職活動している間に希望の部署への異動が決まったら、異動すればいいだけの話ですよね。

 

異動より早く転職が決まれば転職する、それだけです。

再就職さえすれば、落ち着いて妊活できます。

キャリア設計でストレスを抱えていては、妊活にも影響してしまいます。

再就職をすませていれば、数年後に出産しても、産後にメディカルライティングの仕事に復帰できますし、子供を保育園にも入れやすくなります。

在宅ワークにシフトできる可能性も高くなります。

 

ということで、キャリアチェンジできない・妊娠できないというリスクをゼロにするため、いますぐ転職に向けて動きましょう。

転職エージェントはたくさんありますが、大手ならどこも大差はありません。

下記のどちらかに登録しておけばOKです。

 

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登録後は希望の条件にあった求人情報がメールで届きますので、時々チェックするだけでOKです。

これなら外勤の移動中にもできますよね。

 

CRAを辞めるタイミングも重要になりますので、こちらの記事も参考にしてください。

 

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