超初心者がFlashforgeのAdventurer3を3ヵ月使用した感想
Adventurer3を使用して3ヵ月経ちました。
購入直後のレビューはこの記事に書いていました。
購入直後だけでなく、数ヵ月使用した感想を知りたいという方もいらっしゃると思います。
今回は、3ヵ月間使用してどうだったのか?どんなトラブルがあったのか?をご紹介します。
機械慣れしている方にとっては当たり前のことばかりですが、これから3Dプリンタを使う方、3Dプリンタについて全くわからない方、興味はあるけど苦手意識のある方には参考になると思います。
目次
adventure3を3ヵ月間使用した正直な感想
すばらしい・文句なし・大満足です。
良いと思うところ
- 開封からテストプリントまでが簡単
- オートキャリブレーション機能付き
- データ送付にWifi機能がついている
- 専用ソフトが使いやすい
- 造形物をはがしやすい
- ドア付きなので小さな子供が観察するのに安全
開封からテストプリントまでが簡単
以前、別の3Dプリンタでテストプリントまで苦労したことがありました。Adventurer3は開封からテストプリントまでわずか30分。操作が簡単なので初心者でも問題なくできました。
オートキャリブレーション機能付き
私のように、機械いじりに強い苦手意識がある場合、オートキャリブレーション機能の有無は特に重要でした。キャリブレーションそのものを楽しめる方ならいいですが、苦手だけど、子供と楽しく3Dプリンタを使いたいと思っていた私にとって、特に必要な機能でした。
データ送付にWifi機能がついている
Adventurer3はWifi接続またはUSBでデータを送付します。私はWifi接続を使っています。データ送付にPCと本体の接続が不要なので、プリント中にPCを自由に使えます。
時々、電源を入れた後にwifiのパスワード入力が求められますが、大抵はスイッチを入れれば、Wifi接続状態になっています。PCからデータを送付した後は、専用ソフトFlashPrintを閉じても問題ありません。
3Dプリンタの中には、PCと本体を接続しないと3Dプリンタを動かせないものがあります(M3DのMicroなど)。接続に問題が生じると3Dプリンタそのものが動かなくなります。このようなトラブルを回避するためにも、データ送付にPC接続を必要としないことは特に重要だと思います。
造形物をはがしやすい
Adventurer3は、プラットフォームを曲げられますので、造形物を簡単にはがせます。ヘラが不要なのです。プラットフォームはスライド式で取り出せて、取り出したら両手で曲げるだけ。本当にお手軽です。
ドア付きなので小さな子供が安心して観察できる
子供が造形の様子をじーっと見ていることがあります。小さい子供が装置の前で寝そべりながらみていても、ドアがついているので安心です。
専用ソフトが使いやすい
専用ソフト「FlashPrint」は使いやすいです。メーカーサイトに解説動画がありますので、少し見れば、後は直感で操作を覚えられます。
体験したトラブル
3ヵ月で経験したトラブルは1つ。プリント中にドッドッドという異音がすることでした。これはフィラメント挿入口からフィラメントがスムーズに取り込まれずに起きていた問題でした。
油壺というアイテムを用意することで、この問題はすぐに解決。現在は、油を使わない壺でも問題なくプリントできています。壺を設置してから異音はなくなりました。
これに関連して、Flashforge社から新型ノズルをいただいた件は後半でお話します。
フィラメントは専用フィラメントが設置に便利(しかし対策可能です)
Adventurer3には専用フィラメントを収納する場所があります。
他社フィラメントのリールのサイズが大きい場合、収納スペースに収まりません。専用フィラメントを使うのが、フィラメントの劣化を防ぐためにもベストといえます。
たっぷり余っている他社フィラメントを使い切りたかったので、私はフィラメントホルダーを自作して、プリンターの横に置いて印刷しています。
フィラメントは劣化しやすいため、本当はケースの中にいれて加湿を避けなければなりませんが、このようないい加減な使い方でも今のところ問題はありません。
(本当はよくないですよ。ケースの中で湿気を避けて保存されるのをおすすめします)。
今後試したいこと
Flashforgeの新型ノズルに当選した!
Twitterで告知されていた新型ノズルプレゼント企画に応募したところ、当選しました。
https://twitter.com/flashforge_jp/status/1130435126763053058
このノズルを使うと、異音がなくなるようです。
ノズルの交換、私にはチャレンジです。無事ノズルを交換し、新型ノズルを試しましたらまたレビューしたいと思います。
ノズル交換した記事はこちらから
新しいフィラメントを購入
今使用しているのはAnycubic Mega-S購入時についていた1㎏の白いフィラメントです。おそらくコレと同じもの👇
TPUやABSフィラメントも気になりましたが、次に使うものとして、温度で色が変わるタイプを購入しました。
CC3D 3Dプリンターフィラメント PLA 1.75mm 1KG(2.2LBS)スプール 寸法精度+/-0.05mm 色は温度とともに変...
初心者でも3ヵ月使えた。これからは・・・
Adventurer3を使用して3ヵ月経ちましたが、造形したりモデリングしたりしたのは、簡単なものばかり。
それでも私にとって、ここまで来るハードルは低くありませんでした。
今後は、スライサーソフトをもっと使いこなして高精度のものを造形したり、生活・子供の教育に役立つものをモデリングしたり、難易度の高いものにチャレンジしていきます。
たとえば、子供がお箸を持つときに使う「おはしアシスト」。
お店には左利き用のものが少なく、両手どちらも使えるタイプの3Dデータを探してプリントしました。これを自分でモデリングできるようになりたいですね。
出力サイズが小さすぎて失敗でしたが、子供は3Dプリンタで作ったと聞くと、嬉しそうに使おうとしていました。
出力サイズを大きくして、再度プリントしました。今回はうまくいくでしょうか?
購入から今に至るまで、トラブルを恐れるあまり、やや保守的な使い方に終始していました。
今後はもう少し踏み込んで、3Dプリンタの可能性を探っていきたいと思います。また、装置の扱いにもっと強くなりたいです。
その過程で得たノウハウや知恵をこのブログでシェアしていく予定です。
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