【格安の光造形3Dプリンタ】ELEGOO MARS UVの海外レビューまとめ【USAmazonを参考に】
こんにちは、あゆみです。4台の3Dプリンタに囲まれて生活しています。
格安の光造形3DプリンタELEGOO Mars UV。
日本Amazonで現在、最安値で手に入る3Dプリンタです。価格は衝撃の約3万円。
私が光造形の購入を考えて調べたときにはMarsの存在を知りませんでした。
日本Amazonのレビューは4件と少ないですが、USAmazonには63件のレビューがついています。しかも、5つ★が多いです(2019年7月10日時点)。
そこで今回は、激安光造形3DプリンタMarsについて、USAmazonを参考に口コミをまとめてみました。購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
【後日追記】最新情報
2019年9月に、Marsをさらに改良した光造形が登場しました。
手動のレベリングが不要な安いタイプです。ご興味ある方はご覧ください。
>>>【NOVA3D】最新型光造形3DプリンタElfinの海外レビューまとめ【高品質にして格安】
2020年1月末にリリース予定のElegoo Mars Proについてはこちらで紹介しています。
激安光造形3DプリンタELEGOO Mars
結論からいうと、
29,999円という破格の値段でありながら、
品質・サポート体制・使いやすさの3点で高評価を得ている3Dプリンタです。
Marsで推奨されるスライサーソフトChiTu Boxは私も使ったことがあります。使いやすいソフトです。
USAmazonレビューを一通りみて、概要を以下にまとめました。
満足なポイント
高評価レビューで特に目立つのが、
・FBグループがよい
・サポートセンターの対応がよい
・品質がよい
の3点です。このコメントをしている方たちは、★5個でした。
主なコメント
・箱から出してすぐ使える
・マニュアル通りにやれば問題なくセットアップ、テストプリントできる
・品質は最高。5分かからずサンプルモデルをプリントできた
・低コストで高品質
・解像度がFDMプリンタと全然違う。スライサーソフトも使いやすい
・サポートセンターの対応がスピーディかつ親切
・造形物に文句なし
・レベリング(位置調整)がしやすい
・facebookグループで疑問点を解決できる。初心者な質問をしてもばかにされない。FBグループのおかげで問題を解決できる
・ほかの光造形より出力サイズが大きい
不満なポイント
特に多いのが次の点でした。
このほか、サポートのつけ方を失敗した、というコメントもちらほら見かけます。
たいていの方は、慣れた後は問題なくプリントできているようでした。
主なコメント
・慣れるまで時間がかかる(複数の人がコメント)
・カバーが取り外しタイプなので、開けたときにレジンの匂いが一気に出てやや不快
・届いた時、液晶パネルが壊れていた
・ケーブルがついていなかった
・匂いがある
・面倒くさい
・UV光が弱い
・白と透明レジンは二次硬化で黄ばむ
・出力サイズが小さい
・メンテナンスに工具が必要
・サポートのつけ方で失敗
・Elegooレジンはくっつきやすい。表面のレジンを除くにはイソプロピルエーテルを使うしかない
・スライサーソフトChiTu BoxのPDFマニュアルがついていない
・マニュアル通りにしたがテストプリントできなかった
注意すべきポイント
・付属のヘラを使うこと(金属のヘラを使ってFEPフィルムを破ってしまった人)
レビューを読んだ全体的な印象
2019年7月10日時点のレビュー内訳は次のとおりです(計63レビュー)。
★5個=51レビュー
★4個=7レビュー
★3個=1レビュー
★2個=0レビュー
★1個=4レビュー
★5個の人は、どの方も品質に満足とのこと。
私はUSAmazonのレビューを参考に別の光造形3Dプリンタを購入したことがあります。口コミと製品への感想にギャップはありませんでした。
USAmazonでこれだけ高評価なら、はずれる可能性は低いと思います。
なかには、初回購入時に不備があり、交換してもらったものの、交換品にもひびがあった人がいます。それでも、品質に満足のようで★を5個つけています。
半年使った人にとってベストポイントは、FBグループの存在とのこと。英語ができれば疑問点を解決できる手段として有効ですね。
すべてのレビューに目を通しましたが、多くの人がコメントしていたのがFBグループでした。
次に、サポートセンターの対応が迅速ですばらしいというコメントもたくさんありました。
大部分はFDMタイプから初めて光造形を買った人でした。
光造形が初めての方の場合、慣れるまで少しかかるようですが、ほとんどの方がその後はプリントの失敗はないようです。
Anycubic photonのレビューでよく見かけるレベリング(位置調整)が大変というコメントは1つもありませんでした。
次の4点を重視する方には、Anycubic photonよりもELEGOO Marsがおすすめですね。
安さ重視
届いてすぐに使いたい
使いやすいものがよい
サポートを受けたい
キャリブレーションでありそうなトラブルとしては、
Z軸のキャリブレーションで、5mmのキューブが3.8mmに造形されてしまうというコメントがありました。
同じ問題に遭遇した人がもう1人いましたが、FBグループで問題を解決できたようです。
製品の概要
ELEGOO Marsはカバーが上に持ちあがるタイプではなく、カバーごと取り外せるタイプですね。
造形プラットフォームの取り付けはこんな感じ。
気になるレベリングは、
紙を置いて、Z軸をおろし、ネジを締めるようです。
私がELEGOO Marsでいいと思うポイントは、造形中の様子を観察しやすいことです。
Marsの主な仕様
- 出力サイズ: 120 x 68 x 155 mm
- 積層ピッチ 0.01-0.2mm
- レベリング: 手動
- データ送付方法:USB
- 内臓カメラ: なし
- Z軸精度:0.00125mm
- XY解像度:0.047mm
- スライサーソフト: ChiTu Box
Photonの出力サイズは115×65×155mmですので、Marsの方が少し大きいですね。
レベリングトラブルが少なく、出力サイズが大きめで、Photonより2万円安い・・・・どちらか選ぶとすると、Marsですね。
Photonも十分すぎるくらいお買い得な光造形タイプの3Dプリンタですが、Marsの登場には驚きますね。光造形で3万円だなんて・・・
ELEGOO Marsのセットアップからテストプリントについては、英語ですがこちらの動画がわかりやすかったです。
※アイキャッチ画像の出典:Amazon
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