【孫に会えない悩みを解決】おじいちゃんと孫が遊べるおもちゃ【これを買うべし】
長期休みやGW、お正月に孫に会えるのを首を長くして待っているおじいちゃん・おばあちゃん。
「孫に会いたいけど、なかなか会いにきてくれない」と悩んでいる方も多いはず。
今回ご紹介するのは、そんな悩みを解決するツールです。
すべての方に効くとは断言できません。好き嫌いは誰でもありますので。私の息子は食いつきました。現在進行形で興味を持っているものです。
3Dプリンタって何?という方向けに補足しておくと、
3Dデータをもとに立体を作り上げるのが3Dプリンタです。原理を説明するととても長くなりますので、原理を詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。
ざっくりいうと、ソフトクリームやミリクレープのように、1層1層つみあげて、平面から立体をつくっていくのが3Dプリンタです。
おじいちゃんと孫が遊べるおもちゃ・おすすめは3Dプリンタ
孫が喜ぶおもちゃをこっそり用意して、喜ばせるのもいいですが、私は3Dプリンタをおすすめしますよ。
理由は次の4つ。
・おもちゃを簡単につくれるから
・おもちゃをつくり出せるから
・興味の移り変わりに対応できるから
・教育効果があるから
1つずつみていきますね。
【理由1】おもちゃを簡単につくれるから
ネット上には無料でダウンロードできる3Dデータがたくさんあります。
データをダウロードできる無料サイトはたくさんありますが、特におすすめはThingiverseです。
このブログでもしつこいほど紹介しています。会員登録不要で、クリック1つでダウンロードできます。
👇久しぶりにおじいちゃんの家にいったら、おじいちゃんがこんなもの作って待っていたら、お孫さん、くいつくかもしれません。
著作権上問題アリですが、Thingiverseには有名なキャラクターのデータが実はたくさんあります。
ブログに載せるのは問題あると思いますが、自宅で子供・お孫さんと遊ぶのでしたら問題ないと思います。
たとえばパウパトロールとか・・・ちらっ。
ピカチューとか・・・ちらっ
子どもがくいついたら、装置の前でじーっと見ていることありますよ。他の遊びをしていても、時々3Dプリンタの前に行って様子をみたりします。
私も最初の頃は寝そべりながら3Dプリンタを見ていて、気づいたら居眠りしていたなんてことありました。見ているだけでも楽しいですよ。
【理由2】おもちゃをつくり出せるから
Thingiverseにあるのは、世界中の愛好家がつくった手作りデータです。
これを自分でやれば、自分オリジナルのデータをつくれます。
何回経験しても、自分の作ったデータが実物になるのは楽しいです。
子どもにはさんざんに言われましたが、これとか👇
オリジナルスマホケースも簡単に作れてしまいます。
>>3Dプリンタでオリジナルスマホケースを作る方法【初級編・中級編】
【理由3】興味の移り変わりに対応できるから
子どもって、これにはまったかと思ったら、すぐに次のものに興味が移ってしまったりしますよね。
普段、孫に会えないおじいちゃん・おばあちゃんにとって、孫が今、何に夢中になっているか把握するのは簡単ではありません。
でも、3Dプリンタだと対応できるのです。
わが家でも同じようなことが起きており、子どもの興味が恐竜からカンブリア紀の生物に移りつつあります。恐竜もまだ大好きなのですが、最近は、「カンブリア紀の生物を作って」と言うようになりました。
数ヵ月前によく作っていたのは恐竜フィギュアでした。
このように、子どもの興味の移り変わりに対応できます。
おもちゃ買えばいいじゃないか!という意見には、次の理由で反論します。
たとえばですよ。
息子は、古生物の大きさを把握したがります。母親または自分と比べてどれくらい大きいのだろう、と気になるようです。
カンブリア紀の生物である、アノマロカリスは60cm~1m、オパビニアは7cmです。3Dプリンタだと、実物サイズに近づけておもちゃを作ることができます。
先ほどのアノマロカリスはこのデータを使用しました。完成体のデータと、身体のパーツをばらばらにしたデータがあります。ばらばらデータをそれぞれ大きいサイズで出力すれば、実物サイズのアノマロカリスに近いものを再現できるのです。
反対に、大きすぎるものを手に持てるサイズにプリントできるのも3Dプリンタならではです。国立科学博物館の森健人先生がおっしゃっていましたね。3Dプリンタだともう少し教育での活用方法を知りたい方はこちらからどうぞ。
>>趣味を超えて教育に広がる「3Dプリンタ」 授業にどう役立てる?【国立科学博物館の教育プログラム取材レポ】
【理由4】教育効果があるから
3Dプリンタを教材作りに活用することもできます。
「教材」と聞くと、孫にはまだ早いと思われるかもしれませんが、そんなことありません。
たとえば、お孫さんが6歳の場合。小学校でひらがなやカタカナを学び始め、書く練習を苦痛に感じているかもしれません。
そんなときにあなたが、ひらがなを練習できるツールをつくってお孫さんに渡してあげたらどうでしょう。お孫さん・お嫁さんのあなたを見る目が変わるかもしれません。
>>【3Dプリンタで簡単】ひらがななぞりパズルの作り方【3歳~小学生におすすめ】
「おじいちゃん、ぼく漢字が覚えられない」と孫が泣いていたら、漢字パズルを作って、一緒に取り組むのもいいですね。
「おじいちゃん、ぼく理科の授業が苦痛だよ」には、胚モデルを一緒に作ってみたり。
「おじいちゃん、心臓の構造覚えるなんて無理―」には、これとか。
「おじいちゃん、ぼく数学をやる意味がわからないよ」と孫がぼやいたら、立体錯視とか。
>>3Dプリンタで触れる錯視立体【数学嫌いな子どもにおすすめ】
上記の例は、「教材」をつくる事例ですが、「つくる過程」「3Dプリンタの原理」を知ることにも教育効果があります。
小学校3年生以上でしたら、tinkercadという無料ソフトで、お孫さんが自由にデータを作ることもできますよ。
>>【Tinkercadの使い方】小学生でも作れる不思議立体(無料CADソフト)
おそらく、一番楽しいのは「自分でつくる過程」のはず。
3Dプリンタのやり方を子どもにゼロから教えてくれる3Dプリンタ教室でも、Tinkercadを使っています。
>>子ども向けプログラミング・3Dプリンタ教室【LITALICOワンダー】
👆この教室は、無料で3Dプリンタの体験授業に参加できますので、お孫さんを連れて行ってみるのもいいですね。
ちなみに3Dプリンタをお孫さんにプレゼントする場合、お孫さんの年齢によって注意が必要です。
材料を押し出す部分は200℃の高温になりますので、選び方や年齢に注意が必要です。一番安全なのは、おじいちゃん宅に置いて、お孫さんに遊びに来てもらうことでしょうね。お孫さんが使い慣れたら、もう1つプレゼントするのも素敵です。
なぜなら、お互いに装置を持っていれば、離れていてもデータを送ってもらえば、お孫さんの空想を手にすることができるからです。
👇3Dプリンタに興味を持った方
ここまで読んで3Dプリンタに興味を持った方は、念のため、購入前に注意すべきことを把握しておきましょう。
>>【家庭用3Dプリンタの失敗しない選び方】初心者が注意すべき4つのポイント(3台購入した経験から)
👇早く3Dプリンタを試したい方
メカに強いから自分は大丈夫、という方は、最初は3万円くらいから試すのが無難です。
下記の記事で3万円未満で購入できる3Dプリンタをはじめ、初期費用・ランニングコストについても紹介しています。
>>【子供と遊ぶ】家庭用3Dプリンタの初期費用とランニング費用はどれくらい?【おすすめ4つを厳選】
お孫さんと密なコミュニケーションができますように。
今回は、ハイテクおじいちゃんを目指そう!というお話でした。