Anycubic PhotonとPhoton-Sの違い
世界で愛される光造形ブランドAnycubic Photon。
3Dプリンタに出会うのがもっと早かったら、私もPhotonを購入していたと思います。
2019年3月に、Photonの次世代バージョンPhoton-Sがリリースされましたね。
今回は、Anycubic PhotonとPhoton-Sの違いをみていきたいと思います。
大きな違いはなく、主な改良点はZ軸が2軸になり、安定性がよくなったようです。造形サイズや印刷速度などはほぼ変わらず。
品質面よりも使いやすさの面で改良されているようです。
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目次
Anycubic PhotonとPhoton-Sの違い
Z軸が1軸➡2軸へ改良
写真のように、Z軸が1軸➡2軸に変わり、Z軸がより安定しました。
これによって、英語でZ-WobbleといわれるZ軸が不安定な問題が改善されたようです。
軽くなった
初代Photonは金属でできていましたが、Photon-Sはプラスチックでできています。
私の場合、3Dプリンターを持ち運びすることはほとんどないため、安定感のあるメタリックな方がいいなと思います。
英語圏のレビュー記事を見ていると、同様のコメントをしている方がいました。
UVライトが改良された
マトリックスというUV光になり、収束性が改善されたようですが、公式ビデオは細かく触れられていません。
プリントしたい部分以外にも光が照射されて損失することのないよう、改善されたということだと思います。
出力サイズがやや大きくなった
ほとんど変わりはありませんが、高さが55mm➡65mmになりました。
タッチスクリーンが改善された
英語圏の人のレビューを読むと、タッチスクリーンが改善されたようです。
写真で見る限りではよくわからないのですが、この方はタッチスクリーンをPhoton-Sの長所にしています。
騒音が小さくなった
音を気にする人には重要ですね。
公式ビデオはこちらから
まとめ
以上をまとめるとこんな感じ。
初代Photon | Photon-S | |
Z軸 | 1軸 | 2軸 |
本体 | 金属 | プラスチック |
出力サイズ | 115×55×165mm | 115×65×165mm |
Amazonの情報では、印刷速度はどちらも20mm/hで変わりはないようです。解像度や精度など、品質にかかわるところでは大きな違いはなさそうですね。
XY解像度: 0.047mm
Z 軸精度: 0.00125mm
改良ポイントは使いやすさでしょうか。
Photon-Sは黒と白がありますが、Amazonで手に入るのは黒だけのようですね(2019年8月現在)
白が欲しい場合は、楽天にありますが、Amazonで買う方がお買い得みたいです。
【初代Photon】
【Photon-S】
個人的にはNOVA3DのElfin、Shadow5.5S、EPAX X1がお気に入りです。
ちなみに私は光造形レジンは、SK本舗さんの水洗いレジンを使っています。
水で洗浄できる手軽さでこれにしました。
同じ容量ではアルコールで落とすタイプの方がお買い得ですね。
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