【Anycubic】Photon Zeroが登場!歴代Photonとの違いは?
3Dプリンタで有名なブランドAnycubicが新型光造形Phont Zeroをリリースしました。
2020年2月の時点で、公式サイトや公式YouTubeにも情報が公開されていないので、海外ソースをもとに調べてみました。
本記事では、
- Photon ZeroとこれまでのPhotonシリーズの違い
- 気になるスペックの比較
をご紹介しています。
海外Amazonでもまだリリースされておらず、情報が限られていますが、光造形をこれから始める方にとって、かなり手の届きやすい低価格3Dプリンタであることに間違いありません。
目次
Photon Zeroの概要
Photon Zeroの全体像はこんな感じ。
開封シーンから他の光造形3Dプリンタよりも全体的に小さめなことがわかりますね。
いちばんの違いは造形サイズ。
Photon Zeroの出力サイズは97×54×150mmと小さめ。
リニアレールと親ねじを採用しているので、垂直方向の動きがより安定しています。
詳細は公表されていませんが、UV光源も改良されているとのこと。
レジンバットに目盛りが追加されました。
スライサーソフトPhoton Workshopも改良されました。
Photon Workshopのバージョンが2.1.20に変更されました。
たとえば80MBファイルであればこれまで数分かかっていたのが、わずか32秒でスライス可能になるとのこと。
レベリングはこれまでのように手動です。
紙でレベリングします。
やり方は他の光造形と同じですね。
Photon Zeroを使っている人の声
ANYCUBICのPhoton Zeroから造形物を取り出しました。うちのFDM機に比べて造形物のクオリティー凄く良く満足です。今回、液体のレジンがついたまま造形物をスクレイパーで剥がすのでレジンの飛び散りに備えてゴーグルをして作業しました。個人的にはゴーグルは必須アイテムだと思いました。 pic.twitter.com/gJZBM27e4o
— sita8001 (@sita8001) March 4, 2020
ANYCUBICのPhoton Zero。最初の造形完了です。自分のデータでなくてもすごく嬉しい。これから試行錯誤があるとは思うけれどこの嬉しさを何度も味わえるようにしたいです。宜しく相棒!(Photon Zero)。 pic.twitter.com/AR0sapFlaA
— sita8001 (@sita8001) March 4, 2020
Photon Zeroのスペック
- 方式:LCD
- 組み立て:完了済み
- 出力サイズ:97×54×150mm
- 積層ピッチ:0.01mm~
- XY解像度:0.115mm(480×854ピクセル)
- Z軸精度:0.01mm
- プリント速度:30mm/h
- レジン:405nmUVレジン
- データ送付:USB
- スライサーソフト:Photon Workshopを推奨
- ファイル形式:STL
【比較】Photon Zero、Photon、Photon S
Photon Zero | 初代Photon | Photon-S | |
出力サイズ | 97×54×150mm | 115×55×165mm | 115×65×165mm |
プリント速度 | 30mm/h | 20mm/h | 20mm/h |
XY解像度 | 0.115mm | 0.047mm | 0.047mm |
Z 軸精度 | 0.01mm | 0.00125mm | 0.00125mm |
積層ピッチ | 0.01mm~ | 0.025mm~ | 0.01mm~ |
XY解像度が0.115mmに変化しています。価格を抑えるために、LCDスクリーンの解像度に変更がなされていることがわかります。
プリント速度はこれまでのPhotonシリーズより速くなっています。
もっとも目立つ変化は、出力サイズの縮小ですね。
といっても、光造形3Dプリンタを2万円代で入手できるのは前代未聞。一時的なセールで安くなっているものはありましたが、定額で3万未満はすごいですよね。
【Photon Zero】
【PhotonとPhoton-S】
【参考サイト】
以下のサイトと動画を参照しました(英語です)。
Anycubic to Launch $169 Photon Zero SLA Printer
※アイキャッチ画像の出典:Anycubic to Launch $169 Photon Zero SLA Printer
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