【NOVA3D】BENE4とElfinの違いは?
この記事では、NOVA3Dの新機種BENE4と人気機種Elfinの違いについて比較してみました。
結論からお伝えするとBENE4とElfinの違いは、
●レベリングが手動かどうか
●プリント速度
●光源
●Z軸
●金属かプラスチックか
●バット
●カバーの開け方
●消費電力
あたりで、出力サイズ、積層ピッチはほぼ変わらずといったところ。
個人的にはレベリング不要のElfinの方がいいな、でもBENE4も十分すぎるほどのクオリティだな、と思います。
わたしはElfinしか使ったことありませんが、迷う方もいると思いましたので、違いをまとめました。
ほかの光造形はこちらにまとめています。
目次
【NOVA3D】BENE4とElfinの違いは?
プリント速度
仕様 | BENE4 | Elfin |
プリント速度 | 10-30 mm/時間 | 30-40 mm/時間 |
プリント速度はElfinの方が速いですね。
Z軸にボールベアリングを採用
Bene4ではリニアレールにボールベアリングを採用しています。
ElfinのZ軸安定性はスライド幅を広くすることで実現しています。
レベリングが手動
Elfinはレベリング(Z軸の位置調整)が不要でしたが、BENE4はA4用紙でのレベリングが必要です。
毎回のレベリングをしたくない方にはElfinがいいですね。
といっても、他機種Shadow5.5Sで経験した限り、光造形方式のレベリングは難しくありません。レベリングのやり方を解説した上記動画もありますので、あまりデメリットではないかなと思います。
光源を改善・均一性が10%アップ
光源が改善され、均一性が10%向上しています。
ボディが金属に・カバーがヒンジ式に
Elfinのカバーは取り外すタイプですが、BENE4はヒンジ方式なので開け閉めがお手軽ですね。
Elfinはプラスチックでしたが、BENE4は本体・バットが金属です。
バットに足がついているのはElfinと同じ(フィルム破損を防ぐため)。
バットの固定方法も異なります。
Elfinのバットは、両側のボールで固定する方式。固定していないことに気づかず、うっかり造形を開始してしまったことがあります。
BENE4のバットはねじで固定ですので、うっかりミスの防止になります。
出力サイズはどちらも変わりません。
NOVA3D ElfinとBENE4の仕様を比較
仕様の違いを表にまとめました。赤字が両者の違いです。
仕様 | BENE4 | Elfin |
出力サイズ | 130 x 70 x 150mm | 130×70×150mm |
プリント速度 | 10-30 mm/時間 |
30-40 mm/時間 |
積層ピッチ | 0.02~0.1mm | 0.025~0.100mm |
XY解像度 | 0.047mm | 0.047mm |
Z軸精度 |
0.00125mm | 0.00125mm |
データ送付 | Wifi、有線、USB | Wifi、有線、USB |
スライサーソフト | Novamaker | Novamaker |
最大消費電力 | 50W | 60W |
レベリング(位置調整) | マニュアル |
不要 |
※BENE4の積層ピッチは公式サイト、Amazonで確認できず、Gearbestの情報を参照しています。
ElfinとBENE4とで、プリントサイズに変わりはなく、使用時に感じられる違いとしては、
✅プリント速度
✅レベリング
✅バットの固定方法
✅カバーの開け方
くらいでしょうか?
最大プリント速度はElfin>BENE4ですので、
●レベリングしたくない
●プリント時間を短縮したい
こんな方はElfinの方がいいかもしれません。
Elfinについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
BENE4のレビューはまだ少ないですが、US Amazonのレビューは2020年5月3日時点で9個、すべて5つ星と高評価でした。
https://youtu.be/CBeF2RTt5oM
ほかの光造形もチェックしたい方はこちらの記事をご覧ください。
FDMとの違いを知りたい方はこちらをどうぞ。