【体験記】子供も親も魅了される科学技術館(魅惑の実験スタジアムから3Dプリンタまで)
東京で3Dプリンタを間近で見られる穴場スポットを見つけましたので行ってきました。
皇居近くに位置し、緑に囲まれた科学技術館。
小さなお子さんから小学生、中学生まで長く楽しめる場所です。今後も長くお世話になること間違いありません。
今回は、4歳の息子と行った感想、子供の反応をお伝えします。
目次
科学技術館へのアクセス
皇居の近くにあり、緑の中に入ってから少し歩きます。
東京メトロ東西線で行く場合
「竹橋」駅下車(1b出口) 徒歩約550m
「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m
東京メトロ半蔵門線で行く場合
「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m
都営地下鉄新宿線で行く場合
「九段下」駅下車(2番出口) 徒歩約800m
下の枠内は公式サイトの記載です。小さなお子さんと行かれる場合は、九段下からだと歩く距離が長いのでお勧めしません。竹橋1b出口から行かれるのをお勧めします。
- 竹橋駅1b出口から、毎日新聞社前の竹橋交差点を渡り、「竹橋」を渡って、国立公文書館を過ぎて歩道橋の直前で右側の坂道を上ります。右手に科学技術館があります。
- 九段下駅2番出口から、日本武道館方面へ行き、日本武道館の前を通り過ぎて北の丸公園内を道に沿って進むと、左手に科学技術館があります。
または、九段下駅4番出口から、九段下交番の前を旧・九段会館方向に進み、お堀が見えてきたら右に折れて清水門をくぐり、石段を上ります。清水門ルート(約700m)は長い階段がありますのでご注意ください。(公式サイトより)
★徒歩の場合
科学技術館近くに国立公文書館がありますが、そこから公園に入り、科学技術館に着くまで、やや歩きます。
また、九段下から行く場合、途中に清水門があります。地図からすると最短距離に見えますが、階段がありますので、小さいお子さんと歩いて行かれる場合は、竹橋ルートをお勧めします。
★自転車の場合
自転車で行く場合、清水門経由で行こうとすると階段の前に自転車を止めなければなりません。ちょっとめんどくさいですが、竹橋交差点の方から迂回していかれるのをお勧めします。
駐輪場所は、科学技術館前にあります。10台くらいは止められるスペースでした。
フロアガイド
当日配布されたフロアガイドです。
各フロアの内容と、各アクティビティの土日・平日の時間割が、一目でわかるようになっています。
2階:自動車と3Dプリンタ
2階には自動車を体験できるワクエコ・モーターランド、ものづくりの部屋、自転車広場があり、小さなお子さんにおすすめなのは、ワクエコ・モーターランドとものづくりの部屋です。
これはクルマの仕組みが見えるようになっている透明な自動車。
ワクエコ・モーターランドの中には車を運転できるコーナーがあります。大人の方向けにはバイク、自動車もありました。
自動車のエンジンの仕組みを手で動かして体感できるコーナー。エンジンの中のピストン、クランクシャフト、ギアなどを手で動かしながら相互の働きを見られるので、自動車好きな子供はもちろん、大人の方も楽しいと思います。
私のお目当てはココ。3Dプリンタが数台展示されています。写真の黒い3Dプリンタは熱溶融タイプ、右上のオレンジのものは光造形タイプです。
あのForm2がここにあるとは。
造形物は手に取って見ることができます。👇これは熱溶融タイプで造形したもの。
3Dスキャナもありました。
これはぜひ体験したい!と、スタッフの方に説明してもらったのですが、子供は瞬く間に消えていき、体験できませんでした。
手で回して、機械の動きが見える展示に食いついているところ。しかし、私がどれどれといじり始めると、一瞬にして姿を消してしまうのですよね(残念)。
ワクエコ・モーターランドには学べる展示以外にも、子供が楽しめる展示もあります。このトラックは、運転席の前に画面が設置されていて、運転を体験できるようになっています。
意外だったのがこのキューブパズルのコーナー。ピンクと緑のパズルは柔らかい材質でできたもの。子供がくいついたのは・・・
黄色のパズルでした。私はすぐに気づきませんでしたが、黄色のパズルは3Dプリンタで作ったものなのです。
子供は黄色のパズルを手に取って「3Dプリンタで作ったやつだ!」とすぐに反応していました。
ワクエコ・モーターランドのものづくりの部屋には、レーザーカッターを体験できるコーナーがあります。当日は開始時刻に間に合わず参加できませんでした。
小学生からとなっていますが、保護者の方同伴でしたらOKをいただけるかもしれません。
3階:物理学への入り口「ベアリング・ラボ」
ある程度じっくり体験できたのは2階までで、その後は素早く移動していく子供を追ったり引き止めたりするのが大変でした。
その中で面白かったのが3階のベアリング・ラボ。
ここでは、普段目にすることのないベアリングを体験できます。
ベアリングとは、あらゆる機械に使われている機械部品で、回転時の摩擦を小さくさせる部品です。ベアリングがあるおかげで、回転部分の摩擦がおさえられ、なめらかに回転できるようになっています。自動車や家電などたくさんの機械で使われています。
これはベアリングの仕組みである転がり接触を体験できるコーナー。右側には丸い棒が配列されており、左側は平坦になっています。丸い棒が設置されたベアリングコースでは、黒い円形のタブレットが楽に進むのに対し、平坦コースではスムーズに進みません。
丸い棒を並べて設置することで、タブレットがその上を転がるときに摩擦力が小さくなっている仕組みを体験を通じて学べます。
実験の様子がこちら。
3階:新薬開発への道・くすりの部屋「クスリウム」
新薬開発やクスリに興味のあるお子さんにはクスリウムがおすすめ。
参加を表明しましたが、「小学生から」との理由で参加は認められず。
水溶液から結晶を取り出す析出実験を行うようです。所要時間は約20分。
4階:魅惑の実験スタジアム
今回はご縁なしでしたが、4階にはさまざまな実験教室があります。
4階で体験できるアクティビティ一覧👇
週末開催の「せんいの不思議」「光と色のじっけん室」「レモンのチカラ」は午後のみですので、次回は午後から行こうと思います。
(午前から行ったところ1日もちませんでした)。
4階:(ひそかに注目度ナンバー1)研究者と話そうコーナー
気になるのが、「理研DAY:研究者と話そう」コーナー。毎月第三日曜日に開催されています。
直近の2019年6月16日のお題は「計算機で観る(みる)タンパク質」。
1回30分ですので、小学校になれば参加できそうですね。
過去に開催されたお題で気になるのは、
分子をみる・はかる・動かす
脳を数学で表現する
ナノサイズのものづくり
ブラックホールとブラックコーヒー
AI(人工知能)と音楽
化学で実現!温度で色を変える
心の病気とiPS細胞
未来のデジタル図鑑
細胞が歩く(!?)
タンパク質輸送の4D(3次元+時間)観察
などなどたくさん!!
14時と15時30分の2回あります。
次回開催、ダメ元で子供を連れて行ってみようかしら・・・と思っています。
科学技術館は階が上がるにつれて、対象年齢層も上がっていくイメージがありますね。4歳の子供は2階で一番長く過ごしました。
ご飯を食べられるところ
4階に軽食のとれる喫茶、地下1階にレストランがあります。
今回は4階の喫茶を利用しました。やきそばやたこやき、おにぎりなど子供のお腹を満たすもののほか、なぜかお菓子が充実しています。疲れてぐずり始めたお子さん用なのでしょうか。
1階のミュージアムショップもオススメ
1階のミュージアムショップも科学好きな親にとって魅力的です。
偏光板を買ってみました。
科学技術館は今後も長くお世話になる場所になりそうです。
子供が小さいとなかなかじっくりは見られず、5階には行けませんでした。
子供の成長に合わせて、異なる楽しみ方を今後も紹介していきます。
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