幼児は公文とZ会どちらがいい?併用者が画像付きで説明

 

 

幼児ではZ会と公文(くもん)どちらがいいのか?

 

こんな疑問を持つ方に向けて、この記事では

公文式・Z会両方を使っている経験をもとに、公文式とZ会の違いをスッキリ説明します。

 

結論から先にお伝えすると、2つはまったく異なります

 

 

✔親が家庭学習をサポートする覚悟がある

✔計算力を鍛えたい

✔英語をしっかり学びたい

 

⇒そんな方には公文式がおすすめ。

 

 

✔先取りよりもあと伸びする「見えない学力」を貯金したい

✔幼児期こそ好奇心や興味を大事にしたい

✔バランスのとれた入学準備をしたい

 

⇒こんな方にはZ会がおすすめ。

 

うちは、公文式をメインに、通信教材(Z会・こどもちゃれんじ)をサブとして併用しています。

 

あゆみ
あゆみ
いまでは公文のプリントをがんばっていますが、公文をやめて再開した経緯があります。

 

公文式は、正しく活用しないと逆効果になりますので、

事前によく調べ、親が覚悟を決めて入会する必要があります。
(再開の理由など詳しい話はこちらから)

 

この記事では2つの違いだけでなく、公文とZ会を併用するコツもご紹介しています。

最後まで読むと、どう活用すればよいかすっきりわかるはずですので、ぜひ参考にしてください。

 

こんなに違う!公文とZ会を比較

 

冒頭でも書きましたが、

公文式とZ会幼児コースはまったく異なります

 

違いを表にまとめました。

Z会 公文式
料金(月額) 年少:1,870円
年中:2,244円
年長:2,431円
1教科7,150円~(地域による)
教科 算数・国語・英語・生活・自然・体験学習 算数・国語・英語
スタイル 通信 通学2日+家庭学習5日
特徴
体験をもっとも重視
●1日1ページでちょうどいいボリューム
●先取りよりもあと伸びを重視
●運筆力を鍛えられる
●反復学習
●しっかりこなすと実力がつく
親の負担度が高い

 

公文式は、反復練習が多く、学年をこえて確実に先取りできますが、

学習量の多さに挫折する子が多いです。

 

Z会は、幼児期には先取りよりもあと伸びするベース作りを重視しており、

親子で取り組む体験型学習が充実しているため、続けやすいです。

 

 

お金・労力をかけても先取りさせたいなら公文式

先取りよりもあと伸びとなるベース固めを重視するならZ会

 

とシンプルにまとめられますが、

公文式は挫折する子がとても多いので、始める前に

 

なぜ、多くの人は公文式を継続できないのか?

 

について知っておくことは、お金と幼児期の貴重な時間とを無駄にしないためにもとても大切です。

 

親の関わりが不可欠な公文式

 

公文式の特徴をまとめると、

 

親の関わりが成否を決める

●学習習慣がつく

●徹底した反復練習

●1日5~10枚のプリント量

●スモールステップでゆっくり進む

●通学は週2日(1回15~30分)

 

というように、Z会よりも学習時間、ボリュームともにかなり多いです。

 

Z会と大きく異なるのは、親の関わりが成否を決める点です。

公文式は通学式ですが、通学2日家庭学習5日と、家庭学習がメインだからです。

 

教室でやるプリントを、家庭でも毎日5~10枚こなします。

算数の教材

 

親が丁寧にサポートしてあげないと、毎日つづくプリント学習にうんざりしてしまう可能性が高いです。

やりたがらない子どもに無理やりやらせるようなことをすると、

プリントどころかひらがなや数字を見るのも嫌になってしまうおそれもあります。

 

公文式のプリントをこなせば、確実にステップアップでき、力がつくのは確かですが、

●入会する目的を明確にする

●反復練習が多いので、親が子どもをしっかりサポート

●無理やり強制しない

これが、勉強嫌いにさせずに継続するポイントです。

 

あゆみ
あゆみ
ひらがなや数字にまだ興味をもってくれないお子さんの最初の選択肢にはおすすめしない理由を次に解説しますね。

 

年少のお子さんにはおすすめしない理由

現在、息子(5歳)が通っていて苦労しているのが、

スモールステップ&反復練習の二重苦です。

 

公文算数を例にすると、

息子がたし算に到達するまでにやった数字を読む・書くだけのプリントがこれだけの量です。

公文でやったプリント

 

通信教材と比べると、ありえない量ですよね。。。

 

たし算になってからも、「たす1」「たす2」と、これでもかというくらいゆっくり進んでいきます。

たとえば、「たす1」のプリントだけで180枚やります。

 

こちらのカリキュラムのとおり、公文の足し算プリントは51種類

公文のカリキュラム

公文のカリキュラム

 

それぞれのプリントは1種類につき10枚。

1種類のプリントを3回やるのが基本ですので、

足し算だけで51種類×10枚×3回=1500枚以上のプリントをこなします。

問題数に換算すると、たし算だけで20000問です。

 

ひき算はたし算より少なく、22種類。約600枚以上こなすことになります。

ひき算は8000問やります。

(※プリントが進むにつれて1枚の問題数は増えますが、ここでは少なく見積もっています)。

 

このように、進み方が非常にスモールステップなのです。

 

▼このような「たす1」問題だけで約2500問やりました(反復練習含む)。

公文の算数プリント

 

あゆみ
あゆみ
受講している私も書いていてクラクラしてくる量です。。。

 

年少から始める場合、上記でお見せしたプリントに加えてに、

運筆力を鍛えるためのズンズンというプリントを30種類(1種類10枚)やります。

数字の読み書きに入る前に、このようなプリントを300枚やります。

 

出典:公文

 

 

公文がここまで反復練習にこだわる理由は、

考えなくても、潜在意識レベルで計算を瞬時に解けるようにするため、

頭の中の計算スピードに運筆力がついていけるようにするため

 

暗記させるのではなく、計算問題を確実に解けるレベルまでもっていくのが狙いです。

うちは今、算数で通学していますが、英語、国語でも同じです。

 

こなせば確実に力はつきますが、進度がゆっくりすぎて、「つまらない」「退屈」と意欲を失う可能性は十分考えられます。

 

わたしの周りで公文を始めたお子さんのほとんどは3ヵ月たたずに辞めています。

特に、「1を聞いて10を知る」ような、考えるのが好きなお子さんにはおすすめしません。

批判の多い公文式ですが、

  • 東大生の3人に1人が公文式をやっていた
  • 東大医学生の2人に1人が公文式をやっていた

という実績があるように、公文式で身につく学習習慣、自学自習の姿勢、やればできるという自信、継続する力は、勉強面に限らず、大きな自信となります。

 

詳しくはこちらに書いてあります。

 

といっても、年少から公文式を始めるのは私はおすすめしません

年中、年長ならいいですが(うちは年中の冬から)、年少のお子さんには負荷がかなり大きいと思います。

何歳から始めるのがいいのか?について、わが家の経験ベースで感じたことはこちらに書いています。

 

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公文式のデメリット

親の負担が大きい

いちばんのデメリットは親の負担。

 

はじめのうちは、子どもが継続してプリントに取り組めるよう親の関わりが欠かせません。

継続するコツは、毎日の習慣にすることと、子どもと約束してスタートすることです。

 

わが家では、保育園へ行く前に勉強するというルールを設けました。

●公文のプリントをやったら保育園へ

 

コロナウイルスで公文も保育園がお休みの今は、

●朝食を食べたら公文のプリントをやる

とルールを決めています。

 

コロナで公文お休みが2ヵ月続き、子どもがしんどくなってきたときは、プリントに子どもが喜ぶイラストを描いてなんとか乗り切りました(ご褒美は使っていません)。

プリントに取り組んでもらうために各ページに絵を描きました

 

あゆみ
あゆみ

今後も休校の可能性があることを考えると、共働き・フルタイム会社員・子どもが複数いるご家庭では、正直なところ負担がかなり大きいと思います💦

 

ちなみに、毎日の学習習慣のためにやったことはこちらの記事に書いてあります。

この方法で、コロナ休園中もふくめ、半年以上、毎朝の勉強を継続できています。

 

限られた教科のみ

公文で幼児が学べるのは、算数・国語・英語だけ。

1教科で1日にやるプリントは5枚~10枚ですので、教科が増えると子供の負担が増します。

 

1を聞いて10を知る子には合わない

 

公文は先取り学習で、確実にレベルアップしていくことで自信がつく・成績がアップする効果がある一方で、

●先に進む達成感によって、解き方を覚える勉強法を変えられなくなる

●もともと考えることが好きな子・得意な子には合わない

というデメリットがあります(詳しくはこちらに書いています)。

 

教材がスモールステップで、どんな子供でもやればできる!を達成させるのが狙いですので、

✅自分で考えるのが好き

✅どんどん先へ進みたい

このようなお子さんにはあまりおすすめしません。

 

足し算・引き算ができるようになっても、決められた量をこなさないと、先へ進ませてくれません💦

こんな軍隊のような幼児教室(すみません)、わがやはなぜ通うのか?という理由はこちらに書いています。

 

公文式のメリット

やり抜く力がつく

賛否両論ありますが、

大量のプリントをこなし、これだけできるようになった!という経験によって

やり抜く力・毎日コツコツ続ける力がつくのは間違いありません。

 

公文式をやる目的をはっきりさせて、やめるタイミングを間違えなければ、大きな自信となるはずです。

 

学習習慣がつく

宿題に毎日取り組むため、机に向かう習慣がつきます。

 

小学校入学までに机に向かう学習習慣をつけるうえでは、適度な強制力があり最適だと思います。

 

強固な計算力がつく

公文算数でやるのは計算だけなのはデメリットですが、

徹底した反復練習とボリュームをこなすことで、強固な計算力がつくのは間違いありません。

 

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あゆみ
あゆみ

ここまで公文式をみてきました。次はZ会幼児コースをご紹介しますね。

 

幼児期の体験を何より大切にするZ会

 

Z会幼児コースの特徴をまとめると、

 

体験型学習が充実

●疑問をもつ・考える習慣がつく

●幼児期から仮説、検証の試行錯誤ができる

●ワークも充実

 

というように、公文式が机に向かうスタイルを重視しているのに対し、

Z会は五感をフルに使う体験学習を全面に出しています。

 

公文と比較すると、

親が続けるために働きかける負荷はかなり低く、

むしろ、体験型学習の「ぺあぜっと」は子どもがやりたくなるものばかりです。

 

Z会と聞くと「受験に強い」「難しい」というイメージが先行しがちですが、

受験に強いZ会のイメージをいい意味でくつがえしてくれる教材です。

 

受験対策で蓄積したノウハウをもとに、

 

幼児期に何をいちばん大切にすると、あと伸びするのか?

これを徹底的に追及した本質的な内容です。

他の通信教材と比べても、突出して優れていると感じる幼児教材です。

 

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学びが深く、試行錯誤ができる王道教材

 

ぺあぜっと

かんがえるちからワーク

 

の二本立てです。

 

あとで捨てるはめになる付録はあまりついてこないので、

付録なしが良い方には特におすすめです。

 

体験型学習「ぺあぜっと」は簡単にできて学びが深い

 

 

Z会幼児コースは年少から。

自宅にあるものですぐにできる体験型学習が充実しているのが何よりの魅力です。

 

たとえば年長でやる、空気を体感し、働きを知るアクティビティ。

 

自宅にあるもので簡単にできる課題で、子どもが食いついて、何度もやりました。

 

しかも「空気」というテーマで、5個の体験学習が紹介されているのもポイント。

学びを発展させ、連動させる狙いがあります。

 

五感をフルに使い、試行錯誤もさせる

これは年中の課題です。

ありは砂糖と塩、どちらを好むのか?

砂糖や塩を地面において実験しようというものです。

 

この課題がすばらしいのは、体験を通じて学べるだけでなく、

 

どうなるか予想する

仮説を検証する

という、仮説・検証ができることです。

 

年長コースの課題でも同じことを感じます。

どの立体の強度が強いか実験

 

知識を始めに知るのではなく、

 

●自分なりに考えてやってみる

●結果をもとになぜだろうと考える

 

この繰り返しで、考える力や興味を育てていくのもZ会のコンセプトです。

 

こういった経験は、すぐには目に見える効果は感じられませんが、

新しい知識を学んだときに、経験が結びつき、理解が深まっていきます

 

幼児期には先取りよりも結びつけられる点をたくさん増やしておくのがよいことは色々な教育本に書かれており、

Z会はその点で、地頭を鍛える王道教材といえます。

あと伸びのメカニズムについてはこちらに詳しく書いています。

 

文字・数字だけでなく論理が充実したワーク

小学校までにおさえておきたい内容は、「かんがえるちからワーク」でばっちりです。

 

かんがえるちからワークには、

●ヒントが少ない

●論理問題が多い

●体験学習と連動

という特徴があります。

 

▼こういう問題、同じ通信教材のこどもちゃれんじでは「~の人を〇つけよう」と、

スモールステップで進める形式になっていますが、Z会でははじめからヒントは書きません

子どもがつまずいてから初めて、親がヒントを示してあげるスタイルです。

「つまずかせてあげる」「間違えさせてあげる」きっかけを奪わないことは、試行錯誤の習慣づけに欠かせません。

 

因果関係のベースとなる論理問題も多いです。

この問題は、並び替えるだけでなく、なぜそう思ったのか?

自分の言葉で表現する力・根拠を説明する力がつきます。

 

優れているのは、1つの課題が複数の学びにつながっている点。

この問題は、読解力をつけるうえで欠かせない音読の練習になるだけでなく、

与えられた条件から読みとる練習にもなります。

 

 

Z会のワークは難しいというより、深みのある、考えさせるワークといえます。

 

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Z会のデメリット

親の負担が大きめ

体験型教材のぺあぜっとは、親の準備・関わりが欠かせません

 

Z会は面倒くさい!

Z会は親が大変!

 

と言われるのはこのためです。

 

ですが、公文式と比べると、Z会はまったく大変ではありません

地球と木星くらいの違いがあります。

 

それほど、公文式の方が親は大変です💦

 

個人的にも、Z会の教材を面倒に感じたことはありません。

子どもはとにかくぺあぜっとが大好きですし、

1回限りの学びに終わっておらず、あと伸びにつながると確信しているので、丁寧に取り組んでいます。

 

英語教材が少ない

英語をがっつり学びたい方は、公文式の方がおすすめです。

Z会幼児にも英語はありますが、年中コースからで、ボリュームもすごく少ないです。

 

Z会のメリット

見えない学力を貯金できる

ぺあぜっとはZ会が厳選した幼児期にやっておきたいよりすぐりの体験課題を凝縮したもの。

親が声かけしながら丁寧に取り組むことで、

小学校入学後に新しいことを学んだときに結びつける点(経験)をたっぷりストックします。

 

こういった「点」がどれだけあるかが、あと伸びのエンジンになります。

 

学びが1回限りで終わらない

受講していて感じるのは、

ぺあぜっとで課題に取り組んだ後も、子どもの学びが1回限りになっていないことです。

 

体験で学んだことをベースに、

息子が日常で気づいたことを話してくれるのが以前より増えたのは、Z会を受講してからです。

 

先取り学習でないのに中学受験対策になる

Z会で1年先の先取り学習はできますが、Z会はおすすめしていません。

先取り学習は推奨されていませんが、

中学受験対策にいかせるような体験課題を考えており、

いざ受験勉強するときに、幼児期の体験がいきてくるようになっています。

 

幼児は公文(くもん)とZ会どちらがおすすめ?+我が家の併用方法

 

公文とZ会、目的別にどちらがぴったりかわかるようにまとめました。

●毎日の学習習慣をつけたい

●中学受験をする

計算力を鍛えたい

●運筆力を鍛えたい

親が全力でサポートする覚悟ができている

英語をしっかりやりたい

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●毎日の学習習慣をつけたい

●中学受験をする

見えない学力の貯金をしたい

●体験をたっぷりさせてあげたい

幼児期は好奇心や興味を大事にしたい

●生活・自立も含めた入学準備をバランスよくしたい

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うちは現在、公文とZ会を併用していますが、

併用そのものはそんなに大変ではありません。

 

▼こんなスケジュールで取り組んでいます。

曜日 取り組むもの
公文・Z会ぺあぜっと
公文
火(公文通学日) Z会ワーク
公文
公文
金(公文通学日) Z会ワーク
公文

 

ぺあぜっとは週末に子どもとの遊びの一環で取り組んでいるので、お勉強という感じはありません。

公文通学日は宿題プリントがないので、朝にZ会のワークに取り組んでいます。

公文の宿題は1日10枚ペースです。

 

▶年少の方へ

個人的には年少からの公文受講はおすすめしません

やり方を間違えると、お子さんが勉強嫌いになってしまいかねませんし、

プリント学習よりも体験学習の方が興味を引き出せるので、結果的に学びに意欲的になります。

 

年少でZ会か公文どちらかを考えている方は、絶対にZ会がおすすめですし、

わたし自身、年少からZ会を受講すればよかったと後悔しています。

 

▶年中・年長の方へ

どちらも無料体験できますので、ここからはじめましょう。

 

公文

公文は基本的に、2月・5月・11月の年3期間、無料体験を実施しています。

4回まで無料体験できますので、ここから始めるのがおすすめです。

該当する月まで待てない場合は、お近くの教室に問い合わせて個別で説明を聞くのがいいです。

わたしは待てなかったので、説明を聞いてから入会しました。

 

スタートする年齢は見極めが必要ですので、失敗防止のためにも決して軽い気持ちでは始めず、

できればこの記事をご参考ください。

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Z会

Z会はいつでも無料体験できます。

資料請求すると早くて2日で1週間分の体験教材が届きますので、ここから始めましょう。

わたしも資料請求から始めました。

出典:Z会

Z会の場合、電話による勧誘は一切ありませんし、

たまにメールで案内が届くくらいですので、わずらわしさはありません。

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公開日:2020年7月23日