4歳・5歳でひらがなが読めない・書けなくても大丈夫!【息子で効果的だった方法】
うちの子、4歳・5歳(年中・年長)なのにひらがなが読めない・書けないけど、大丈夫?
今回はこのようなお悩みを持つ方に向けて、
意図せずにあることをやった結果、
息子(当時4歳)が1ヵ月でカタカナを覚えた方法をご紹介します。
文字を覚える以上の効果を期待できる方法ですので、きっと参考になるはずです。
周りの子がひらがな・カタカナを書けると聞くと、
親としてはすごく焦りますよね。
でも、今ひらがなを読めなくても、焦る必要はまったくありません!!
興味がなくても焦りは不要です。
小学校入学までにひらがなをある程度書けるのが良いとされますが、
息子の小学校は7割が中学受験する学区ですが、入学後に丁寧にひらがなを教えてくれました。
入学後にスタートでも大丈夫ですよ。
ひらがなを覚えるよりも、もっと大切なのは、興味をもってもらうこと。
興味さえ持てば、あっという間に覚えてしまいます。
お子さんが今ひらがなを読めないのであれば、
まず興味を引き出すことに親御さんの気持ちを集中させるのがおすすめです。
カタカナも同じです。
決して、いきなりドリルで練習させることはやめましょう(失敗経験あり)。
目次
ひらがな・カタカナを覚えるのに図鑑をおすすめする理由
年中より大きなお子さんには、図鑑で興味を引き出すのをおすすめします。
押すと音が出る知育玩具や、絵本でももちろん興味は引き出せます。
息子も、ひらがなはこの電車絵本2冊で覚えました。
ですが、4歳(年中)さんにこそ私は図鑑の活用をおすすめしたいです。
というのは、
図鑑には文字を覚える以上にたくさんのメリットがあるからです。
息子が4歳の時、図鑑をきっかけに恐竜に興味をもちました。
図鑑を使い始めてから1ヶ月でカタカナを読めるようになりました。
図鑑を活用すると文字を覚える以外に、
●わからないことは自分で調べる習慣がつく
●分類する習慣(具体と抽象)
●索引の使い方がわかる
●図鑑を見比べる習慣がつく
こういった効果があります。
わかりやすく図解したのがこちら。
息子を例に、
●絵本・知育玩具を使った場合
●図鑑を使った場合
とで、実際にみられた効果の違いを表にしました。
これだけの違いがあります。
使用したもの | 感じた効果 | |
ひらがなを覚えたとき | 絵本・知育玩具 | ひらがなに興味を持つ
指のなぞり書き練習 |
カタカナを覚えたとき | 図鑑 | カタカナに興味を持つ
恐竜に興味を持つ 索引の使い方をマスターする 自分で調べる習慣がつく 100以上の数字に慣れる 数字の順番を覚える 対象を比較する習慣がつく 複数の図鑑を読み比べる習慣がつく 特徴で分類する習慣がつく(具体と抽象) |
図鑑に興味をもってもらうコツはこちらの記事に書いています。
張り切ってドリルを買って失敗した話
息子が絵本でひらがなのなぞり書きをするようになったころ、
ちょっと嬉しくて、まだカタカナに興味がないのにカタカナドリルを買ったことがあります。
まったく興味を持ちませんでしたし、やってくれませんでした。
それ以来、息子にカタカナを勉強してもらおうという気持ちは私の中で自然と消えていました。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]まあ、小学校に入学する頃にやればいいと思っていました。[/word_balloon]
そして、たまたま恐竜図鑑に興味をもったのをきっかけに、カタカナを覚えるようになりました。
カタカナを覚えてほしいと意図して図鑑を買ったわけではありませんでしたが、
2ヵ月後にはカタカナだけでなく、索引の使い方も覚えていました。
同じような話が、92歳の保育士さんが書かれたこちらの本にも書かれていました。
本では、年長になってもひらがなに全く興味をもたないお子さんが紹介されています。
あることがきっかけで、このお子さんはひらがなに興味を持ち、
興味をもった途端、ひらがなを覚えました。
子どもにとってひらがなを学ぶベストタイミングは、親がやった方がいいと思う年齢ではなく、
なんですよね。
息子が自発的に文字学習に取り組んだもう1つの事例【国旗にはまった】
恐竜図鑑にはまったのは4歳(年中)のときでした。
年長になり、壁に世界地図を貼ったことをきっかけに、息子は世界の国旗にはまりました。
そして、3冊の国旗図鑑を見比べる日々が始まりました。
あまりに国旗の本ばかり見ているので、国旗ドリルを作ったら喜ぶかも?と思って作ってみました。
そしたら、自分からカタカナを書く練習を始めます。え?え?やるの?と驚き。
息子がすべての国旗・国名のドリルを作ってほしいというので、オリジナルドリルを作りました。
国旗カタカナ練習に毎朝嬉々として取り組んでいるので、じゃあ、国旗検定でも受けてみようか?ということで受験したら、
興味のパワーで見事合格しました(私は落ちました)。
息子の場合、常に1つのことに興味を持つタイプではない気がします。
短期集中で1つの対象に強烈にはまり、時期がきたら飽きる、という感じがします。
なので今は、恐竜も国旗も当時ほど興味はありません。
ですが、興味をもったタイミングさえ逃さなければ、子供は自発的に勉強するんですよね。
この記事を読まれている方のなかには、
小学校入学に向けて、ひらがなを最低限やっておかないと…と焦っておられる方もいると思います。
私も息子が4歳、5歳のときは、小学校入学までの学習進度をわりと気にしていました。
比較しないようにしても、情報がいろいろ入ってくるので
どうしても焦ってしまいました。
しかし入学後、受験が当たり前の学区でも、ゼロから丁寧にひらがな・カタカナを教えてもらい、
なーーーんだ、焦る必要は全くなかったと拍子抜けしました。
4歳、5歳でひらがなを読めない、まして興味がなくても、大丈夫です。
お子さんの興味が芽生えるタイミングを、じっと待ちましょう。
親にできることは、興味をもつきっかけ作りをさりげなくすることではないでしょうか。
次に、図鑑の使い方で効果的だったことをご紹介します。
ひらなが・カタカナに興味をもってもらう|図鑑の使い方
「恐竜」をテーマにうちでは次のことをやりました。
①複数の図鑑を買ってあげる
恐竜図鑑と昆虫図鑑を買ってあげました。
どちらもDVDがついているので、一緒に視聴。
子供がまず興味をもったのが恐竜でした。
いきなり図鑑を買わずに、博物館や虫取りへ行ってもいいと思います。
②恐竜図鑑のDVDを見せて、恐竜への興味を引き出す
図鑑のDVDはよくできています。
大人が見ても全然飽きません。
はじめてDVDを見せるときは、親が横に座って一緒に図鑑を開きながら見るのがおすすめです。
家事をしている間に子供1人にDVDを見てもらうと、
途中で「やーめた」となってしまう可能性があります。
年齢によっては難しく感じるものがあるので、
親が横で「へー、すごいねー」「知らなかった―」など反応しながら見ると、
子供も興味を持ってくれます。
③本物に触れさせる
博物館へ行きました。
目的は「本物」を見せてあげるためです。
あまり期待せずに行ったのですが、博物館で本物を見たことがきっかけで、さらに興味が増したようでした。
この時におすすめが、図鑑を持参すること。
NEOからはポケット図鑑が出ていますが、うちでは正規の図鑑を持っていっています。
何か興味を持っているものがあれば、公園、動物園、博物館へ行くときは関連する図鑑を必ず持参しています。
子供はもしかしたら図鑑を開かないかもしれませんが、
[word_balloon id=”2″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]図鑑見る!もってきた?[/word_balloon]
という反応を示した時に、ない方がもったいないので、重くても持参しています。
④恐竜フィギュア・パズルを使う
うちには3Dプリンタがあるので、自宅でつくりましたが、なければ市販のおもちゃでいいと思います。
ここまでやると、図鑑を開く回数がかなり増えます。
ファミレス、焼き肉屋など外食時にも恐竜図鑑を持っていくことが増えました。
⑤図鑑の索引の使い方を教える
図鑑を開くことが増えたタイミングで、索引の使い方を教えました。
索引の使い方を早いうちから教えてあげると、算数の数の順序になれるのでおすすめです。
小学館の図鑑NEOは、主要ぺージの数字が太字になっているので、自分でお目当てのぺージにたどり着けます。
もちろん、すぐにはうまくいくわけではありません。
しかし、索引を使うのが習慣化すると、カタカナを自然に覚えますし、
複数の図鑑を見比べるようになります。
3桁の数字があることや、数字の順番も覚えられます。
今では、調べたいことがあるときは、自分から索引を調べる習慣がつきました。
はじめのきっかけは、図鑑でなくても絵本、テレビ番組でもいいと思います。
「興味を持ったな」というタイミングですぐに図鑑を買うと、きっと興味を持ってくれるはずです。
いきなり図鑑を買っても損しない理由
「興味をもったな」というタイミングで買っても遅くありませんが、
はじめに複数の図鑑を買ってあげても損はしません。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”tail” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”true”]図鑑を買って、使ってくれなかったらどうしよう…[/word_balloon]
と思われるかもしれませんが、
何かのきっかけで興味を持った時に、子供が図鑑をすぐに開けるのが理想という話がこちらの本に書かれていました。
興味をもつタイミングはいつ来るかわからないので、あらかじめ何冊か揃えておくのがおすすめ。
といっても、すべてを取りそろえることはさすがに難しいので、
2冊ほど購入
⇓
興味を持ったらその日のうちにAmazonでポチる
うちはこの流れです。
そんなこんなを繰り返していると、あっという間に図鑑が増えます。
息子のケースは恐竜でしたが、昆虫図鑑に興味を持てば、
昆虫に興味を持つ
⇓
昆虫をつかまえる
⇓
昆虫を飼育する
⇓
昆虫図鑑にはまる
こんな流れで熱心に図鑑を開くようになると思います。
興味をもってからドリル・知育玩具を使う
興味さえもてば、ドリルや知育玩具に取り組む意欲がアップします。
うちは市販の知育玩具はそれほど使わず(ドリルは使いました)、
3Dプリンタでひらがなのなぞり練習ができるものを作ったりしました。
年齢にあわせた取り組みが凝縮されているのは通信教材【無料あり】
市販のドリル・知育玩具でもいいですし、
有名な通信教材のお試し教材を活用すれば、無料ではじめられてお得です。
ひらがなに興味をもってもらううえで大人気なのは
こどもちゃれんじのしまじろうかな?と思います。
こういう知育玩具がついてきます▼
有名・人気のある通信教材は次の3つ。
それぞれの特徴をご紹介すると、
通信教材は市販ドリルと比べて、
年齢にあわせてやっておいた方がよい取り組みがぎゅっと凝縮されているので、
お子さんの年齢に合わせて無理なく取り組めます。
3社すべて無料で体験教材をもらえます。
お子さんによっては、こういったお試し教材でも十分興味を引き出せるかもしれません。
ポピーで無料でもらえるもの
Z会で無料でもらえるもの
こどもちゃれんじで無料でもらえるもの
うちはZ会・こどもちゃれんじを受講しました。
親目線では体験重視のZ会が優れていると感じますが、子供はしまじろうが大好きでした。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【Z会】
【こどもちゃれんじと他社との比較】
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