【算数】手作り分数パズル【5歳の息子が飛びついた】
- 子どもが小さいうちから分数を教えたい
- 分数が苦手な小学生の子供におすすめのオモチャを教えてほしい
今回は、こんなお悩みを持つ方に、わたしが作った分数パズルをご紹介します。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”true” avatar_shadow=”true” balloon_shadow=”true”]息子はまだ5歳で、分数は教えていませんが、作った分数パズルをちらっと見せると、喜んで遊んでくれました。[/word_balloon]
小学校入学前から、遊びの中で算数に親しんでほしいと思っている方に、特におすすめです!
算数を得意にする秘訣はこちらに書いています。
目次
【算数】手作り分数パズル【5歳の息子が飛びついた】
わが家でつくった分数パズルです。
分数を知らない5歳の息子は、これを見て飛びつきました。
自分なりに考えて、パズルを置いていきます。
一段おいたら、もう一段。形を上手に合わせていました。
ツイートしたところ、反響がありました。
まだ途中ですが、算数の分数を楽しく学ぶツールを作っています。fusion360で角度をかえてプリントしました。パーツをもっと増やします😊子供が見たら、駆け寄ってきました✌️
小学校でこのデータを作るところから授業でできたら楽しいと思います。#3Dプリンタ#Adventurer3 pic.twitter.com/OqwlPyE6Re— あゆみ・3Dプリンタ📚生き抜く子供を育てたい (@AyumiSato_3D) December 27, 2019
手作り分数パズルの作り方
3Dプリンタで作りました。
3Dプリンタが耳慣れない方に説明すると、3Dプリンタで立体物を作るステップは次の2つとなります。
●3Dデータをつくる
●3Dプリンタでプリントする
分数パズルのデータは、fusion360というCADソフトでつくりました。
基本操作を覚えれば、1つのデータを2分ほどで作れます。
このようにして、30度、45度、60度、120度、240度などさまざまな角度の図形を自由自在につくれます。
30度の分数パズル
45度の分数パズル
60度の分数パズル
120度・240度の分数パズル
ほかにもデータさえ用意すれば、1/10、1/11、1/12などさまざまな分数パズルを作れます。
手作り分数パズルの使い方
1/12が4つそろうと、1/3になること、
1/6が2つそろうと、1/3になることが視覚的にわかります。
1/12を6つ集めたものと、1/6を3つ集めたものが、同じ形になることが遊びの中でわかります。
子どもにはまだ分数を教えていないので、円が360度なことも、1/2という概念も知りませんが、
「赤が6つと青が3つそろうと、同じ形になるね」と声をかけてあげると、「本当だ」と反応してくれます。
遊び方はいろいろです。
子どもの苦手なポイントに応じて、データを修正すれば、その子にあった分数パズルが出来上がります。
着想を得たのは、この算数図鑑です。
円で分数を視覚的に学ぶぺージを見て、3Dプリンタで作ることを思いつきました。
分数パズルが有効だと思うポイント
分数の概念は、円にこだわる必要はありません。
たとえば次のように、棒を分割して分数マグネットを作ることもできます。
それでもやはり、円の分数パズルに幼少期から親しんでおいたほうがいいと思うのは、『ケーキの切れない非行少年たち』という本を読んだのがきっかけです。
私にとって、2019年に読んだ本の中で最も衝撃的な1冊でした。
ケーキを三等分できない非行少年たちの話が書かれています。
「うそでしょ?」と思われるかもしれませんが、本の中に、彼らの書いた「三等分した絵」が載っています。
この本を読んでから、子どもが図形の具体物に触れる重要性について、私の考えが変わりました。
子どもが小さいうちは、1/3、1/6の概念よりも、それぞれのパズルで視覚的に大きさの比較に親しんでもらうのがいいな、と思っています。
小さいころから具体物で分数の大きさの概念に触れておくことで、小学校で抽象化された数字が登場したときに、より理解が進むからです。
今回ご紹介した分数パズル、市販品もあります。
公文の分数パズルのほかにも、いろいろあります。
ラーニング リソーシズ(Learning Resources) 算数教材 レインボー 円 ケース入り LER0617 正規品
ただ、わたしはやはり、3Dプリンタで作った分数パズルが一押しです。
理由は3つ。
●プリント中の様子を子どもに見せてあげられる(最新テクノロジーが日常になる)
●データのアレンジが自由自在
●3Dデータを作る過程が学びになる
●他の算数ツールも作れる
補足すると、
3Dプリンティング市場は伸びており、医療、航空、自動車、建築など、未来の世界では、3Dプリンタが日常に浸透しているであろうこと、
子どもの苦手ポイントに応じて、市販品ではできないカスタマイズができること、
3Dデータを作る過程も、空間認識力をつけるのに役立ち、ものづくりのベースとなること、
分数パズルだけでなく、算数の理解を助けるほかのツールもいろいろつくれること、
これらの点からも、3Dプリンタで作るメリットが単に「自宅で作れる」だけではないと思っています。
小さいお子さん向けには、ケーキっぽくして、より飛びつくデザインにもできます。
茶色の材料で3Dプリントしてもよし、出力品を塗装してもよし、です。
PCとマウスを扱えるようになったら、一緒にCADを操作して、3Dデータを作れば、CADの勉強になります。
3Dプリンタは1~2万円代のものが登場していますので、興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
5台購入した経験から、注意すべき点やおすすめの3Dプリンタをご紹介しています。
今後もより発展させた分数パズルを作っていきます\(・●・)/
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