【QIDI TECHの最新光造形】Shadow 5.5 Sの海外レビューまとめ

今回は新型光造形3Dプリンタ・Shadow 5.5 Sをご紹介します。

登場したのは2019年10月と最近ですが、愛好家がひしめくUS Amazonにすでに28レビューが寄せられる、今後注目されること間違いなしの光造形です。

ひとことで紹介すると、ElegooMarsの改良版であり、EPAX X1の低価格版です。

あゆみ
あゆみ
2019年秋にリリースされたNOVA3DのElfinのニューライバルという感じでしょうか。

 

QIDIも中国発の光造形です。

今回は、US Amazonと海外YouTube動画のレビューをまとめました。

 

この記事を読まないと損する人

●光造形の購入を考えている人

 

【後日追記】実機レビューはこちらから

な、な、なんと!2020年夏に大型タイプの光造形も登場しました!▼

【QIDI TECH】Shadow 5.5 Sの海外レビューまとめ

Shadow 5.5 Sの特徴をまとめると次のとおりです。

セットアップが簡単

購入時に付属のUSBにあるビデオをみれば初心者でも簡単

使いやすい

カスタマーサービスが神

 

海外レビューを見ると、Shadow 5.5 Sの購入者の多くは、QIDIの別の3Dプリンタを使ったことがある人たちでした。

これまでのQIDIのサービス内容から、安心してShadow 5.5 Sを選んでいる人が多かったです。

 

日本Amazonにまだレビューが少なく、USAmazonのレビューを見てみました。

USAmazonレビュー28件(2019年12月27日時点)をすべて見て、概要を以下にまとめました。

 

満足なポイント

高評価レビューで目立つのが次の2点です。

●届いてすぐに使える

●セットアップが簡単

●付属USBに必要なインストラクションビデオが入っている(レベリング、LCD交換方法など)

●カスタマーサービスの対応がすばらしい

 

特にいいと思うのは、セットアップや修理に必要なビデオ(複数)がUSBに入っていること

海外YouTubeでマニュアルをちらっと見ましたが、画像が豊富でわかりやすそうでした。

海外Amazonでも、マニュアル通りにやれば、セットアップがとてもシンプル、という声が多かったです。

 

主なコメント

●レベリングは簡単(Photon S、Elegoo mars、Epaxを使った人のコメント)

●最初に必要な付属品がすべてそろっている(マスク、250mLレジンも)ので、あとはアルコールとUVライトがあればOK

●開封から5分でプリント開始できる

●きつすぎず、ゆるすぎず、しっかりと梱包されている

●使い方はシンプルなので、光造形が初めての人でも大丈夫

●操作はこれ以上ないほどシンプル

●カスタマーサービスがすばらしい。回答が1日以内のうえ、フォローアップしてくれる。

●USBにガイドビデオとテキストファイルが附属されている。ビデオの通りにやれば、セットアップは簡単。

●Qidiのほかの機種のように、カスタマーサービス、マニュアルがすばらしい

●精度を求めるなら、この機種がおすすめ

●音は静か。換気用ファンの音だけ。

●Z軸がデュアルタイプなので安定している

●Elegoo Marsにないものをすべて備えている

Elegoo MarsとAnycubic Photonのハイブリッド版がShadow 5.5 S

●購入して後悔することはないと思う

●レベリング用の専用ペーパーがあり、普通の紙を使うより正確にレベリングできる(個人のYouTubeより)

●Anycubic Photonのビルドプレートも使える(個人のYouTubeより)

●Anycubic PhotonであるZ軸のぐらつきがない(個人のYouTubeより)

 

レベリングは付属の専用紙でやるようです(後述)。

 

不満なコメント

1人、「問題だらけだ」という辛口コメントがありました。

ほかのデメリットは次の2点にまとめられます。

●データ送付がUSBのみでWi-Fi接続が使えない

●レベリングがやや難しかったけど、終わってみれば簡単

 

辛口コメントのユーザーに対し、Qidi Techがお詫びのコメントをしています。

高評価レビューからも、Qidi Techのアフターサービスや、マニュアルのわかりやすさは際立っているようです。

Qidi Techの他の製品を使ったことがあり、安心してShadow 5.5 Sの購入に踏み切っている人が目立ちました。

 

主なコメント

●Wi-Fi接続ができたらいいのに。毎回USBに保存するのは面倒

●コントロールパネルが見づらい(67歳の方)

●すべてが問題だらけ。LCDは緩いし、長くプリントすると途中で電源が切れる

 

レビューを読んだ全体的な印象

2019年12月27日時点の海外Amazonのレビュー内訳は次のとおりです(計28レビュー

★5個=27レビュー

★4個=0レビュー

★3個=0レビュー

★2個=0レビュー

★1個=1レビュー

 

私はUSAmazonのレビューを参考に別の光造形3Dプリンタを2台((EPAX X1、NOVA3D Elfin)購入したことがあります。

 

あゆみ
あゆみ

口コミと製品への感想にギャップはありませんでした。

USAmazonでこれだけ高評価なら、はずれる可能性はかなり低いと思います。

 

 

すでに日本でもユーザーの多いElegoo Marsとの比較が気になるところですよね。

US Amazonレビューで、2名がその点について触れていました。

Its absolutely everything the Elegoo Mars isn’t.Elegoo Marsにないものをすべて備えている

As the owner of both an Elegoo Mars and Anycubic Photon, I was surprised to see QIDI TECH’s new resin printer is a hybrid of both!

Elegoo Mars、Anycubic Photonを持っているが、驚いたことに、QIDI TECHの新しい光造形は両者のハイブリッド版だ!

 

 

製品の概要

Shadow 5.5 Sはカバーごと外せるタイプです。

一見すると、 Elegoo Marsと似ていますね。金属部分がゴールドなのが存在感ありますよね。

Qidi Tech

 

スライサーソフトはChiTu Boxですので、Elegoo Mars、EPAX X1と同じです。

 

ChiTu Boxの使い方は、こちらで解説しています。初めてでも使いやすいソフトです。

 

先ほども書きましたが、Wi-Fi接続はできません。USBのみです。

 

Z軸レールがデュアルタイプなので、Z軸の安定性が強化されています。

しかし、Photon-Sもデュアルタイプなので、Photon-Sとどれくらい違うかは不明です。

Qidi Tech

 

 

ちなみに、Elfin、Photon、EPAX X1のZ軸はこんな感じ。

3D printer review: Anycubic Photon VS Nova3d Elfin

 

私が使用しているEPAX X1

 

海外YouTube動画(英語)によると、レベリング用の専用シートがついています。

記事の最後に動画を貼っておきます。

https://youtu.be/HnyfjTFt9i8

 

Shadow 5.5 Sのもう1つの特徴が、換気ファンが2つついていること。

専用レジンは匂いを抑えたタイプのようです。換気ファン付きなので、匂いの気になる人にいいかもしれませんね。

https://youtu.be/HnyfjTFt9i8

 

QIDI TECH Shadow 5.5 Sの主な特徴

  • データ送付はUSBのみ
  • プリンタ本体サイズ:245mm(長さ)×230mm(幅)×420mm(高さ)
  • 出力サイズ: 115×65×150(高さ)
  • 光源:UV-LED(405nm)
  • XY解像度:0.047mm
  • 積層ピッチ(推奨):0.01-0.2mm
  • Z軸は両軸固定かつデュアルZ軸リール
  • スライサーソフト:ChiTuBox
  • 重さ:7.3kg(本体中心部は金属なので重め)
  • 専用紙でレベリング(個人のYouTube情報より)

 

電源プラグはアース付きの3Pタイプのようです。

 

不思議なことに、QIDI TECHの公式サイトにShadow 5.5 Sの情報がまだありません(2019年12月27日時点)。

 

各光造形ブランドの最小積層ピッチを比べたのがこちら。

QIDI TECH Shadow 5.5 S 0.01mm~
ElegooMars 0.01mm~
EPAX X1 0.01mm~
Photon-S 0.01mm~
NOVA3D Elfin 0.025mm~

 

出力サイズを比べたのがこちら

QIDI TECH Shadow 5.5 S 115×65×150mm
ElegooMars 120 x 68 x 155 mm
EPAX X1 115×65×155mm
Photon-S 115×65×165mm
Elfin 130×70×150mm

 

大きさはElfin、Marsよりやや小さいですね。

何を重視するかによりますが、海外レビューで複数の人(下記YouTube動画の方も含め)が、MarsよりShadowをおすすめしていました。

おそらく、ビデオ・マニュアルのわかりやすさや、レベリングのしやすさなどから総合的に判断したコメントです。

 

レビュー動画は日本語はもちろん、英語のものがまだ少なく(多言語はいろいろありました)、この方の動画が参考になりました。

この方のレビューによると、Elegoo Mars、Anycubic Photonの部品を使えるようです。US Amazonにも同様のコメントがありました。

すでにMarsやPhotonをお持ちの方が買い替える場合は、部品を使いまわせる点がいいですね。

 

※初回購入時は250mLレジンがついています。

 

 

 

▼実機レビュー記事▼

 

▼アップグレードしたShadow6.0 Proとの違いはこちら▼

 

↓↓↓↓↓↓ご参考にわたし個人の選び方ガイドを書いておきます↓↓↓↓↓↓

手動レベリングだけど安さ重視の人はElegoo Mars

>>>【格安の光造形3Dプリンタ】ELEGOO MARS UVの海外レビューまとめ【USAmazonを参考に】

 

匂いが少なく、高精度・使いやすさ重視の人はShadow 5.5 S

>>>【QIDI TECH初の光造形】Shadow5.5Sの実機レビュー!【初心者でも安心・マニュアルが神】

 

Wi-Fi接続、レベリング不要、使いやすさ重視の人にはElfin

>>>【NOVA3D】光造形Elfinの実機レビュー!【デメリットはマニュアルと匂い】

 

高精度・レベリング不要を重視する人にはEPAX X1

>>>最新の家庭用・光造形3Dプリンタ『EPAX X1』実機レビュー!

 

2019年始めのころにはなかったばかりのハイスペック光造形が、より安価になっているのには本当に驚きますね。

今後も最新のものがリリースされましたら、ご紹介していきます。

※アイキャッチ画像の出典:QIDI TECH

 

 

 

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公開日:2019年12月27日