【漢字嫌いな子どもにおすすめ】3Dプリンタで立体漢字を作ってみよう【学習塾でも利用価値あり】
前回までのひらがななぞりパズルにつづき、今度は漢字で何かできないか試してみました。
そして、漢字嫌いな子におすすめな漢字パーツを思いつきました!
前回までの記事はこちら👇
おなじみのTinkercadを使います。
「時計」「布団」「冷蔵庫」など、子供にとって身近な漢字を選びました。
過去記事でも紹介していますが、作り方は簡単です。
①基本シェイプから「TEXT(文字)」を選んで作業面にドラッグ
②好きな漢字を入力する
この2ステップだけです!
※👇Tinkercadを初めて使う方は、こちらの記事をご参照ください👇
早速プリントします。
プリント時間は1時間半ほど。10秒でモデリングしたら、あとは3Dプリンタにおまかせするだけで、立体漢字ができてしまうすごい時代です(>▽<)
プリント完了したのがこちら。
今回は写真の通り、漢字だけをプリントしました。
初めての方のために補足すると、土台についている薄いものはラフトといいます。3Dプリンタでは印刷する時に、ラフトを設定します。ラフトがないと、プリント中に積層された部分が動いてしまい、失敗の原因となるのです。
ラフトをとると、案の定、立体漢字はバラバラになるのですが、今回は狙ってこのようにしました。
どんな用途が思いつくでしょうか?
漢字パーツの活用方法
おすすめは、漢字を書く練習が嫌いな小学生です。漢字を覚えるのが苦手なお子さんにもおすすめです。
たとえば、時計の漢字パーツをばらばらにすると、こんな感じ。
組み立てると「時計」になりました。
この漢字パーツを使うと、「寺」の左に「日」がくるんだな、とか
「言(ごんべん)」の右には「十」がくるんだな、など
部首の位置や、漢字の成り立ちを考えるきっかけになると思います。
ノートに書く必要がありませんので、漢字嫌い・勉強嫌いな子にとっては取り組みやすいと思います。
漢字の成り立ちについては答えを知ることよりも、「どうして『言』に『十』で時計なんだろうね」など考えるきっかけになるだけで十分な気がします。
「冷蔵庫」、「布団」も同じです。
漢字の勉強が嫌いなお子さんには、お子さんの名前をプリントするのもいいですね(ひらがなのお子さんではできませんが)。
こういった商品はまだないと思いますが、商品化されていても買う必要はないと思います。
その子にとって、苦手な漢字、覚えにくい漢字は異なるはずです。子供の関心や好みに応じて、自宅でその子にとってぴったりな漢字をプリントしてあげられるのは、3Dプリンタならではですよね。
漢字パーツのヒントは出口式みらい学習教室から
わが家の子供は4歳で、現在、出口式みらい学習教室に通っています。
今回3Dプリントした漢字は、出口教室で使う教材にある漢字をヒントにしました。
出口先生によると、漢字の画数で学ぶ漢字を決めるのではなく、身近なものから学ぶべきとのこと。さらに、書ける必要はなく、見てわかればよい、とのことです。
教室で使う教材をみると、「林檎」や「玉葱」など、大人でも書けない漢字がでてきます。
3Dプリンタで作った立体漢字も、手で触りながら「見てわかる」を実践できるものですよね。
3Dプリンタって本当にすごいと思いました。
子供の成長にあわせて活用方法を変えられることは、3Dプリンタのもつ教育効果ですね。
今回ご紹介した漢字パーツは学習塾でも取り入れられると思います。
ご自宅で塾で、いろいろ活用してみてください!
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