【レビュー】エルカミノ式|理系脳をつくるひらめき算数パズル【試行錯誤する子供に育てたい方必見】
この記事では、エルカミノのひらめきパズルをご紹介します。
理数系学習塾で有名、口コミでも人気を誇るエルカミノ。
村上先生の本を読んだのをきっかけに、算数教育を入学前から家庭で実践しようと思いました。
そこで手に取ったのが『理系脳をつくる ひらめきパズル』
この記事では、『理系脳をつくる ひらめきパズル』、通称『エルカミノ算数パズル』の魅力をご紹介します。
たった1100円で人気エルカミノの算数パズルを家庭でできるので、迷わず即買いしました。
買って大正解!でした。
はじめてから1ヵ月半たち、息子(年長)が喜んで取り組むテキストになりました。
算数を好きになってもらうためにぜひ持っておきたい1冊です。
「算数を得意に」よりも「算数を好きに」が大切だと思います。
子供が興味を持ってくれない時の必殺技もご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください♪
目次
エルカミノ算数パズルで身につく3つの力
算数パズルで身につく3つの力は、算数好きになってもらうために欠かせないものです。
自分なりに考える力
村上先生によると、見たことのない問題にであった時、考えようとしない子どもが多いようです。
解法パターンを覚えてあてはめれば解ける問題なら手が動いても、
じっくり考えなければ解けない問題でははじめから諦めてしまう。
このような考える習慣のない子供でも、わりとはじめやすいものが算数パズルです。
息子(年長)に取り組んでもらってみて、算数パズルは「まずやってみよう」の習慣づけに良いと思いました。
「解けた」を体験するまでは親の関わりが必要でしたが、解けた達成感を味わってからは、喜んで取り組んでいます。
試行錯誤する習慣
やってみるとわかりますが、エルカミノの算数パズルは書いては消し、書いては消しを繰り返します。
はじめはすぐに諦めていた息子も、「解けた!」を味わってからは、間違っても「やーめた」とならず、考えつづけるようになりました。
粘り強く考えつづければ、必ず正解する
この体験をパズルで小さいころからできます。
特にいちばんはじめの「かずさがし」パズルは、ひとつひとつ検証すれば必ず解ける問題になっているので、
粘り強く取り組む⇒正解する
という達成感を味わえる、よく考えられたパズルだと感心しました。
解けた達成感がもたらすモチベーション
はじめたばかりの頃は、1回やっただけでやめてしまいました。
すぐに解けなかったからです。
それでも何回かやっていたら、ある日、ついに解けるようになりました。
1度「できた!」を味わってからは楽しくなり、今では30分以上取り組むこともあります。
小さな成功体験をきっかけに、ほかの問題もやるようになりました。
算数好きになってもらうためには、子どもが苦労して、いろいろ試行錯誤して、解き方を思いつき、解けた達成感を味わうというプロセスが大切です。
エルカミノの算数パズルは、幼児・低学年からこの体験をさせてあげるのにぴったりな教材だと感じています。
算数好きになるまでに必要なプロセスのイメージ図
理系脳をつくるひらめきパズルの魅力を知ってください!
理数系専門塾エルカミノで教材として扱っている11種類のパズル問題が掲載されています。
知らない方向けに10秒で補足|理数系学習塾エルカミノとは?
エルカミノは都内にある理数系を得意とする学習塾。
エルカミノのコンセプト・指導方針は村上先生の本に余すことなく書かれています。
レビュー・内容はこちら▼
ではここから、エルカミノ算数パズルの一部をご紹介します♪
エルカミノ算数パズル・かずさがし
ポイント:観察力・数える力・計算力がつきます。
「かずさがし」には、たし算ができなくても取り組める問題があります。
息子(年長)ははじめルールを覚えるのに苦戦していましたが、覚えてからはこの問題が大好きです。
指定された数字を、タテ3ます、ヨコ3ますの枠で囲みます。
いちど解けた問題も、消しゴムで消して何度も繰り返し取り組んでいます。
「8」になると、頭の中で何度も数えます。
はじめは間違えるとすぐに諦めていた息子も、今では嫌がらずに消しゴムで消して取り組んでいます。
1回やるだけで消しゴムがたくさん。
エルカミノ算数パズル・コインがし
ポイント:計算力・観察力がつきます。
これも似たルールで、コインの数を足して、指定の数字に合わせるパズルです。
たし算をはじめたばかりの息子には、ぴったりな問題でした。
頭の中で「10+5+5+1」「10+5+1+1+1」などを繰り返します。
このパズルを1ぺージ取り組むだけで、ドリル10問分を暗算していることになります。
エルカミノ算数パズル・四角カット
ポイント:形を認知する力・観察力・頭の中で図形を分割する力をつけられます。
指定された面積になるように、図形を分割します。
条件は、カットした図形がかならず四角形になること。
いちばん易しい問題の1つがこちら。頭の中で図形を分割する良いトレーニングです。
エルカミノ算数パズル・合同分かつ
ポイント:図形を頭の中でイメージする力・回転させて考える力がつきます。
息子はまだやっていませんが、早くはまって欲しいな~!と思う良問です。
分割した図形が同じかどうか、頭の中で回転させなければいけません。
パズル1問に取り組むことで、図形の分割・回転を頭の中で繰り返します。
初級レベルの問題。
▼各単元には必ずこのような難問がついています。
エルカミノ算数パズル・ゼロゼロ式
ポイント:分析力・計算力がつきます。
四角に「0」を加えて、式を完成させます。
手を動かさず、頭の中で試行錯誤を繰り返すので、暗算力もつきます。
エルカミノ算数パズル・図形さがし
ポイント:図形を認知する力・観察力・分析力がつきます。
幼児のお子さんでも、台形、長方形、正方形がわかっていたらチャレンジできます。
いつも同じ向きとは限らず、斜めなこともあります。
大人でもこの問題、難しくないですか….?私は3分くらいかかりました(汗)。
エルカミノひらめきパズル|始める目安・年齢は?
対象は小1~小4ですが、たし算・ひき算ができれば幼児でも取り組めます。
九九ができないと解けないものや、図形の名前を知らないと解けないものがありますが、
●かずさがし
●合同分かつ
など、たし算がまだ全然できなくても解けるパズルもあります。
エルカミノひらめきパズル|子供が興味をもってくれないときの必殺技
親御さんがやってほしいと思っても、子供が興味を持たなかったり、すぐに解けないからやりたがらないことが考えられますよね。
息子もはじめはあまり興味を示さず、取り組んでもすぐにやめていました。
そんな時は、次のように親ができないフリをするのがおすすめです。
息子:わかんないからやめるー。
私:あ、そう。じゃ、ママやってみよ。やりたくてうずうずしてたんだよね。
息子:いーよー(離れたところへ移動)
私:あれ、なにこの問題、難しいなあ~どうやるんだろ!?うーん。
息子:(近くに寄ってきて)なになに?貸して!僕がやるよ。
と、本を奪って取り組みはじめたら成功です(笑)
うちはこのやり方で、
タングラム
算数パズル
キューブパズル
にはまってもらうことに成功しました。
キューブパズルにいたっては、毎日お風呂で取り組んでいます。
はじめて1ヶ月たった今は、
これやる?
と聞くと必ず「やる!」と言っています。
新しい単元で1問できると、ほかの問題にも取り組んだり、
達成感を味わってパズルを好きになれば、ひどりでどんどん進めていきます
(理系脳をつくるひらめきパズルp2)
と、本に書かれている通りでした。
子供に算数好きになって欲しい方へ
エルカミノひらめきパズルに取り組む時、NG行為があります。
子供が解けずに「わからない、教えて」と言っても、答えを教えてはいけません。
このパズルは試行錯誤する習慣づけが狙いですので、答えを教えてしまっては意味がありません。
どうしてもわからない場合は、ヒントを出すくらいにします。
1ヵ月で子供が集中して取り組む姿を見られたのは感動でした。
大人も横で見ていて楽しいパズルです。
算数を得意にするためのヒント、親のNGな思い込み、中学受験の裏話、模試のカラクリなどが書いてあるこちらの本もおすすめ。
レビュー・内容はこちらに書いています▼
ひらめきパズルを終えたら次に取り組みたいのが『理系脳をつくるひらめき思考力ドリル』。
試行錯誤のベースができたお子さんが、さらに考える力を鍛えるためのドリルです。
もう1つ、ロジカルパズルもあります。ひらめきパズルと一部似た問題がありますが、難易度は高めです。
はじめにこの2冊を買ってみたところ、2冊とも息子には早かったです。
初めての方はひらめきパズルからがおすすめです♪
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