【穴場】都内で竪穴式住居が見られる杉並区松ノ木遺跡のアクセス・周辺の施設や公園をご紹介

 

この記事では都内で竪穴式住居を見られるオススメスポットの1つ

松ノ木遺跡杉並区郷土博物館についてご紹介します。

あゆみ
あゆみ
息子が縄文時代や弥生時代に興味をもったので、本物を見に先日行ってきました。

 

行く前に知りたい情報をまとめるのに1時間くらいかかってしまったことから、

都内で竪穴式住居を見たい方に向けて、

 

●松ノ木遺跡へのわかりやすいアクセス方法

●バス停を降りてから復元住居までの行き方

●遺跡のほかに楽しめる別の近隣施設・公園

 

についてまとめました。

結論からお伝えすると、すごい穴場スポットを見つけられて、息子も私もとても楽しめました

とってもおすすめですので、お子さんとぜひ行ってみてください。

都内で竪穴式住居が見られる杉並区の松ノ木遺跡

松ノ木遺跡は和田堀公園の近く、松ノ木運動場の横にあります。

最寄り駅は、「永福町駅」か「新高円寺駅」。

しかしどちらからも15~20分かかりますので、遠方から行く方はバスで行くのがおすすめです。

住所 東京都杉並区松ノ木1-3
最寄り駅 永福町駅

新高円寺駅

おすすめアクセス 高円寺駅から関東バス[高45]で[都立和田掘公園]下車

永福町駅から同じく関東バス[高45]で[都立和田掘公園]下車

バス停 復元住居まで徒歩4分ほど

帰りのバス停は真向かいにある

 

バスを降りてから復元住居までの行き方

バスを降りてから復元住居までが少しわかりにくいかもしれません。

Googleマップに示されますが、バス停から行く場合、入り口がわかりにくかったです。

下記のとおり、松ノ木運動場に続く坂の入り口が2箇所あります

どちらから行っても、坂を上りきると復元住居が見えてきます

松ノ木遺跡の中に入れる?

復元住居のなかには入れませんが、ガラス窓から中をのぞけるので、当時の暮らしぶりがわかります。

この後にいった郷土博物館で、このあたりには旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺跡が残っていることを知りました。

わたしはてっきり、竪穴式住居=縄文時代だと思っていたのですが(無知)、このあたりでは古墳時代の典型的な住居だったようです。

もっとゆっくり中をのぞいていたかったのですが、

じっとしていられない息子が、復元住居に登るのをやめてくれず、すぐに撤退することにしました。

竪穴式住居を見た後は郷土博物館がおすすめ!【古民家が穴場】

竪穴式住居を見に来たら、あわせて是非行っていただきたいのが、

近くにある杉並区郷土博物館です。

この日、いちばん楽しめたスポットでした。

 

<杉並区郷土博物館の情報>

住所 東京都杉並区大宮1丁目20番8号
電話番号 03-3317-0841
利用時間 午前9時から午後5時
休館日 月曜、毎月第3木曜日、年末年始(12/28-1/4)
入館料 100円(小学生未満は無料)

 

郷土博物館の中と、その隣にある古民家が特におすすめです。

わたしはたまたま古民家の存在を知りました。

郷土博物館(本館)で見られるもの

まず、郷土博物館には縄文時代・弥生時代の土器が見られます。

 

縄文時代と弥生時代の土器の違いを息子とじっくり見比べようとしたら、息子はすでにハイテンション状態で、じっとしていてくれません。

仕方なく、あっという間に1階を見て2階へ。

2階にはレトロな昭和時代(と思われる)の暮らしを再現した部屋が展示されていました。

昔のお風呂、洗濯板もあります▼

台所も▼

2階の展示はこれだけで、あまりなかったな…と帰ろうとしたとき、

「古民家はこちら」という案内が目に入りました

郷土博物館古民家は穴場!

郷土博物館まできたら、ぜひとも隣の古民家へ足を運んでみてください。とても楽しめます。

博物館に隣接する古民家

 

なんだろうと行ってみると、中には囲炉裏があり、火を起こしている方の姿が。

ここは付近の小学生が3年生になると、社会科見学でやってくる場所のようでした。

説明員の方がいらっしゃり、詳しく教えていただきました。

古民家の庭には、肥桶をかつぐてんびん棒が!息子もわたしも大興奮。かつがせてもらいました。

息子は手が届きませんでしたが、両手で肥桶をつるすひもをつかみ、肩でバランスをとると楽にかつげます。

60キロ分かつげるそうです。

 

古民家の中には昔使われていたかまどがありました。

蓋をとって中をのぞけます。大きいかまどはお正月など大勢の料理を作るときに使われ、普段は左の小さいかまどを使っていたようです。

 

石臼も体験させてもらいました。これも面白かったですよ!

反時計回りに回します。

石臼の蓋をもちあげると、段差がかみ合う構造になっています。

すりつぶされた粉がこの溝に移動し、遠心力の力で石臼のスキマから外にでてくる仕組みです。

粉が石臼からでてくる場所は、下の写真で赤い矢印で示したところです。

粉が赤い矢印で示したスキマから外に出やすいように、米や大豆の投入口(穴)が石臼の中心ではなく外側寄りになっているわけです。

 

さらに面白かったのが、金輪継ぎを実際に手に取れること。

柱の継手の代表的な技法です。

まったく同じ形の部材を組み合わせて、栓を差して固定します。

栓を差すと、どんなに動かしても動きません。伝統的継手の中でも強固なもののひとつのようです。

説明員の方が「この住居にも金輪継ぎが使われていますよ」との言葉に見上げると、柱に使われているのを見つけました。

多分これも金輪継ぎなのかな?と思います▼

松ノ木遺跡そばには公園もある!しかも遊具がいい!

郷土博物館のすぐ近くには、和田掘公園ワンパク広場があります。

この公園の遊具はなかなかのもので、もし竪穴式住居や郷土博物館に子供が興味を持たなくても、十分遊んでいけます

わたしたちは、松ノ木遺跡の竪穴式住居→和田堀公園ワンパク広場→郷土博物館の順に見ました。

大きな滑り台もあります▼

トイレがあるか確認するのを忘れてしまいましたが、もしトイレがなくても、公園から郷土博物館まで急げばOK(歩いて3分ほど)。

遊具のほかに、ロープウェイもありますが、コロナのためか使えないようになっていました。

全体的に広場が広く、お弁当を持参してピクニックにも適した公園でした。

息子(年長)が歴史に興味をもったきっかけ

そもそも竪穴式住居を見に行ったきっかけは、

息子が日本の歴史漫画1を繰り返し読んでいるからでした。

正確にいうと、寝る前の読み聞かせで日本の歴史1の縄文時代~弥生時代のセリフ・説明を何度も読み聞かせしました。

読み聞かせで私も読んでいたら、竪穴式住居を見たくてうずうずしてきた次第です。

繰り返し読んでいるうちに、セリフも覚えてしまいました‥‥

 

今は世界の歴史漫画もブームで、息子が気になる巻から自由に読み聞かせしています。

うちにあるのは、全館セットになっているもの。日本の歴史も全巻セットを買いました。

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歴史に興味をもったきっかけは、漫画を買いそろえたことが大きい気がします。

はじめは通しで読まないと流れがわからないからと、「1巻から読まなきゃ!」と思っていました。

 

しかしあるとき、息子の希望どおり「世界の歴史漫画2」を1時間かけてすべて読んだら、

息子
息子
面白かった!

ととても喜んでくれました。

話の複雑な内容はわからないはずですが、おおまかなストーリーがわかるだけで楽しめるようでした

それからは、息子が選ぶ巻を読んでいます。

 

都内にはほかにも竪穴式住居を見られるスポットがありますので、

順次、ご紹介していく予定です(息子の興味がつづくかぎり)。

 

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公開日:2020年12月8日