公文の宿題でイライラしないためにやったこと・気を付けたこと
公文の宿題に子供がなかなか取り組んでくれなくて、
イライラしてしまったり、怒鳴ってしまったりすること、ありますよね…
わたしもイライラしてしまったこと、たくさんあります。
息子(年長・6歳)は年中の1月から公文算数を始めました。
これまでに、「もう限界かも」「もうやめた方がいいかも」と思うことがありました。
振りかえると、たし算に入る直前~入った直後がいちばんの壁でした(息子には簡単で退屈すぎました)。
その時の詳しい話はこちら▼
今はどうかというと、
●1日10枚のプリントを嫌がらなくなった
●毎回、あっさりと取り組む
●わたしがイライラすることがほぼなくなった
●公文の算数プリントを楽しんでいる
というように、驚きの変化が見られました。
何より、宿題プリントをやってもらうときの、わたしのストレスがほぼゼロになりました!
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”bump” balloon_shadow=”true” bg_color=”#fff6dc” border_color=”#ffbc00″]半年前を思い出すと、うそのようです。[/word_balloon]
この変化は急に見られたというより、少しずつ変化してきたものでした。
あくまで息子のケースですが、この半年を振り返って、
公文の宿題でイライラしないために意識したことをまとめましたので、参考になれば嬉しいです。
目次
公文の宿題でイライラしないためにやったこと・気を付けたこと
朝晩2回に分けて取り組む
息子は公文算数をやっています。
たし算に入ったあたりから、1回に10枚やるのが心理的に負担になり、息子が2回に分けたいといいました。
親としては、朝10枚終わって、夜は勉強タイムなしの方が気楽ですが、
小さい子供が10枚のプリントに取り組むのは楽ではないと思います。
うちでは週末も毎日、朝5枚・夜5枚に分割するやり方が定着しました。
必ず横で様子を見て、適度に声かけする
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”bump” balloon_shadow=”true” bg_color=”#fff6dc” border_color=”#ffbc00″]これはずっと気を付けています。[/word_balloon]
子供が公文のプリントに取り組むときは、横で様子を見ています。わたしは他のことは基本しません。
リズムが完全に定着するまでは、親が横にいるかいないかの影響が大きいと思います。
振りかえると、たし算に入る前・始まったばかりの頃がいちばんしんどかった時期でしたので、
少しでもやる気になれるよう、横で適度に声かけしました。
声かけといっても、
●字が上手になったね
●今日ノリノリだね
●前回より集中しているね
など、些細なことですが、「応援しているよ」アピールをしました。
とりあえず1枚取り組んでもらう
意外に効果があったのがこれ。
嫌がるときに、
まーまー、とりあえずやってみよう
と手を動かしてもらうと、絶大な効果を発揮する時があります!
今ではプリントをいやがることはほぼなくなりましたが、
たし算に入る前後の頃は「とりあえず1枚取り組んでもらう」をさりげなく実践していました。
あるとき、はじめは嫌がっていたのに、3枚目あたりからノリノリになっていることに気づきました。
本人に「どうだった?」と聞くと、
[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”bump” balloon_shadow=”true” bg_color=”#fff6dc” border_color=”#ffbc00″]楽しかった![/word_balloon]
大人でも、おっくうなタスクにいざ取り組み始めると、やる気がアップすることありますよね。
まさしくこれと同じ。今でも2、3枚目からフロー状態になることがよくあります。
逆を言えば、親にできることと言えば、やる気が少し上がるようなきっかけ作り。
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_hide=”true” balloon=”scream” balloon_shadow=”true”]ちゃんとやりなさい![/word_balloon]
と怒鳴るよりも、
「まーまー、いいからとりあえずやってみましょ!」のノリは意外と効果がありました。
ほかの教材をやりたいと言ったら子供の気持ちを優先
息子はほかの通信教材を受講しています。
公文の宿題でなく、ほかの教材をやりたがったときは、なるべく尊重しています。
宿題が終わらなくて応えられないこともありますが、子供にやる勉強を選んでもらうのはとても大切なこと。
親のエゴが働いて難しいこともありますが、、、
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”bump” balloon_shadow=”true” bg_color=”#fff6dc” border_color=”#ffbc00″]今日はZ会のドリルやるのね。じゃ、明日は公文やろうね。[/word_balloon]
と言っておくと、次の日はあっさりやってくれたりします。
この本が参考になります▼
子供がいついつやると決めた選択を尊重する
うちでは朝は保育園へ行く前、夜は夕食後に取り組んでいます。
しかし子供がときどき、
[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”bump” balloon_shadow=”true” bg_color=”#fff6dc” border_color=”#ffbc00″]夕飯を食べてテレビを見た後にプリントやりたい[/word_balloon]
と言うことがあります。
[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_hide=”true” balloon=”think” balloon_shadow=”true”]テレビ見たあと、本当にやるの…?💦[/word_balloon]
と不安になりますが、
〇〇の後にやるなど、子供が自分が決めた場合は信じることにしています。
意外なことに、自分でいつやると決めた場合、あっさりとやることが多いです。
もしやらなかった場合は、ぐずる子供を説得して、
よ~し、やっちゃおうね
のノリで取り組んでいます(正直ちょっとイライラします)。
でも、約束を守らないことは明らかに減りました。
少しずつ変化していきます。
日常会話に数字ゲームを取り入れる
関係ないようで、大きな効果があったのがこれ。
繰り返しですが、息子は公文算数を受講しています。
いろいろな先生方の本を読んで、公文のメリット・デメリットを学んでからは、
●単なる反復作業にさせない
●日常で算数を楽しむ習慣作り
を意識しました。
たとえば、
●1分は60秒。では、5分は何秒でしょう?
●ママは〇〇歳、あなたは6歳、何歳年が離れている?
●1+1=2、2+2=4、4+4=8、8+8=16、16+16=32・・・・できるところまで計算!
など、勉強と感じさせないようにゲーム感覚で会話に算数ゲームを取り入れるようにしました。
気長に少しずつやっていると、今度は子供が自分で作問するようになりました。
自転車に乗っているときに、「120分は2時間?」「13+15は28?」と聞いてきたり、
以前の会話がトリガーとなって、ふとした時に考えているようでした。
公文の宿題と直接的に関係しないように思えますが、
わたしの感覚では両者はとても関係しています。
実際に、算数クイズを楽しむようになってから、宿題プリントを嫌がることが大きく減りました。
ちなみに、算数教育・公文の是非についてとても参考になった本は下記のものです。
ほかにもありますが下記のものはおすすめです。
レビューをまだすべて書ききれていませんが、ぜひ読んでみてください。
感想はこちら▶ 【算数が得意な子】伸ばし方・特徴・親が今日からできること【幼児~小学生】
感想はこちら▶ 【公文をやめてよかった】本当に断言できる?公文式のメリット・デメリットを完全解説
感想はこちら▶ 【レビュー・感想】絶対学力「9歳の壁」をどう突破していくか?【生き抜く力について考えさせられる】
正解率・スピードを褒めない
公文の教室では算数プリント10枚は10~15分くらいを目指してくださいと言われましたが、
スピードについては重視していません。
子供がノリノリで取り組んで5枚を5分で終えることがありますが、
「速かったね!」
「全問正解だ、すごいね!」
とは言わないようにしています。
反対に、
「いま、すごく集中していてノリノリだったね」
「がんばったね」
と、過程にフォーカスして褒めるようにしています。
速さや全問正解をほめていると、はやくできなかったり、全問正解できなかったときがまるでダメのように聞こえてしまいますよね。
言う側はそのつもりはないものですが、子供には「努力できることが素晴らしい」「しんどくても取り組めたことが素晴らしい」というメッセージを伝えてあげたいです。
[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”bump” balloon_shadow=”true” bg_color=”#fff6dc” border_color=”#ffbc00″]つい、言ってしまったこともありますけどね‥‥[/word_balloon]
子供が「今日、速い?」と聞いてくることがあり、
速さを褒めないよう、よーく気を付けようと思いました。
公文先生の指導をちょっと無視する
下記の記事で、公文式は決められた分量の宿題をこなさないと前へ進ませてくれないと書きました。
確かにその通りですが、次第にわたしは、
公文式のこのやり方はどう考えてもナンセンスだと思うにいたりました。そこで、
宿題をどれくらいさぼっても大丈夫なのか?
(先生に怒られる覚悟で)試すことにしました。
毎回与えられた宿題が10だとしたら、
いまは7割くらいしか提出していません。
これは教室・先生によりますが、グレーゾーンを見極めてからは、
親であるわたしが、自宅で宿題の量を適度に減らしています。
正直なところ、まじめに100%やる必要はないと思っているからです。
代わりに、子供が算数をもっと好きになれるように、
考える・試行錯誤できるものを取り入れています。
息子は公文プリントも楽しんでいますが、喜ぶのはやっぱり下記の思考力教材!
お手軽なものは算数パズルです▼
詳しい紹介はこちら▼
ロボット教室のパズル教材▼
無料体験に参加すると市販500円相当のパズルを無料でもらえます。
最近はアルゴもブーム▼
とにかく応援する!
子供も親ももっともしんどかった時期にやっていたのが、
プリントに子供が喜ぶ絵を描くこと。
コロナで公文教室がお休みで、2ヵ月、自宅学習になっていた時期です。
すべてのプリントにイラストを描いていました。
こんな感じで、少しずつ工夫してきた結果、いまでは宿題のストレス・イライラはなくなりました。
いろいろ手を尽くしても、ダメだと感じる時は‥‥
考えられることをやりつくしても、
やっぱりイライラしてしまう、
いけないとわかっていても怒鳴ってしまう‥‥
そんな場合は、公文を続けない方がいいと思います。
私も、今でこそストレスは減りましたが、
今後、子供がいつまた「公文やりたくない」と言うかわかりません。
勉強は「できた!」という達成感を感じながら、楽しく続けたいもの。
公文を継続するのが難しい場合は、
公文にこだわらず、ほかの教材をお試ししてみるのがいいと思います。
公文算数が合わないならRISU算数
公文が合わず、乗り換える人が多いのがタブレット教材のRISU算数です。
2014年誕生と歴史が浅いので、合格実績が少ないのは不安材料の1つですが、
先取りレベルではナンバー1の教材です。
ハイレベルな算数タブレットといわれますが、じつは始める子の30%が「苦手意識」からスタート。
九九が苦手ではじめたけど、1年半であっという間に6年生まで勉強を終えてしまったお子さんもいるほどです。
次の特徴があります。
学年をこえた算数の先取りができる
苦手問題を忘れたころに復習
RISUだけで難関塾の模試全国1位になった子も
退屈防止のための変化球設定あり
読み上げ機能つきなのでひらがな・言葉の勉強にも(幼児向けのRISUきっず)
公文は決められた量をこなさないと前へ進めませんが、
RISU算数はやる気次第でどんどん進めるという大きな違いがあります。
詳しくはこちらの記事で料金体系も解説していますので、見てみてください。
タブレット好きなお子さんには、公文よりも相性がいいと思います。
息子はタブレット教材に対する反応がよくなく(話題のタブレットSTEM教材ワンダーボックスもダメでした)、
RISU算数との相性はよくなさそうです。
毎月、人数限定で無料体験を実施していて(定員になり次第、完了)、
1週間無料で体験できますので、まずはお試ししてみるのも良いと思います。
公文国語が合わないなら出口式の論理国語
うちは公文は算数しか受講していませんが、
国語でおすすめは、論理にフォーカスした出口式の論理国語シリーズです。
出口先生は幼少期・低学年から、論理を学ぶ大切さを下の本で解説されていて、
この本がきっかけで、子供の教育では論理を意識しています。
上記ドリルは、『論理の力』で書かれたことをドリルにしたもので、
具体⇔抽象のトレーニング、文のつながりなど読解力の向上はもちろん、
ひらがなを書かせる練習も兼ねていますので、国語の総合力アップにつながります。
この本を読んだときの感想はこちらに書いています。
公文は絶対ではない
公文プリントを継続することに、そこまで頑張る必要があるか?というと、
わたしの答えはyesでありNoでもあります。
子供が勉強を楽しいと感じ、思考する楽しさにのめりこめていれば、公文でなくても問題ないはずです。
逆に、公文が順調に進んでいるからといって、安心するのは危険だと思っており、
考える楽しさを感じているかどうか、日常で注意して観察しています。
わたしの力不足でまだ頭をフル回転して思考を楽しむ!という感じではありませんが、
今後もいろいろ工夫して、子供に勉強する楽しさを感じてもらいたいです。
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