小学1年生で勉強についていけない時の対処法は?明らかについていけない場合も解説

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この記事では、小学1年生で勉強についていけない場合の対処法について、国内外の教育本をたくさん読んできた私が本で得た知見をもとに解説します。

 

  • 簡単な問題をできない子どもをつい罵倒してしまう
  • 勉強をみていても「何度も言っているでしょ!」と怒ってしまう
  • 付録の多いこどもちゃれんじですらやってもらうのに大苦戦
  • なんでこんなのもわからないの!と怒ってしまう

 

小学1年生のパパ・ママさんで、こんなお悩みをかかえている方は多いと思います。

 

怒るのはよくないとわかっている!だけど、

毎日の仕事、家事に追われて、なんとか30分捻出して勉強みているのに子どものやる気がなくてイライラ・・・・!

 

その気持ち、すごくわかります。

 

今回は、プロの塾講師3名、臨床心理士・医学博士1名の方がかかれた4冊をもとに、

小学1年生で勉強についていけない時・つまずいた時の対処方法をわかりやすく解説します。

 

今、小さいお子さんが複数いても、子育ての「結果」を体験しているママ・パパはゼロですよね。

子どもの教育はやりなおしがききません。

それならば、たくさんの子どもたちに接してきたプロの意見を参考にしたい、と私は思いました。

参考にしたのはこちらの4冊です。

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この記事は3分で読めます。

  • 褒めた方がいいケース、褒めても解決しないケース
  • 子どもの抱える問題の深さ
  • やる気をぐんとアップさせる〇〇な言葉

など、この記事で書いていることを実践すれば、お子さんの勉強をみる時間が楽しくなり、お子さんも勉強に意欲的になります。

 

実際に、わたしも同じことを息子(5歳)に実践していますが、毎日20分~30分の学習習慣をつけられました。

息子
息子
勉強は楽しい!

と言っています。今後もがんばって実践していきます。

 

低学年のつまずきをそのままにすると、高学年でやりなおすのは大変です。

後の苦労より、今のがんばり。

ぜひ、最後までお読みください。

小学1年生で勉強についていけない時の対処法は?

小学1年生で勉強につまずいたときに、家庭でできるヒントが上記の本にたっぷり書かれていました。

本に書かれているヒントをわかりやすくまとめました。

  • つまずいているポイントに親が気づいてあげる
  • 結果ではなくプロセスを褒める
  • やる気をぐんとアップさせる〇〇を使う
  • わかっていない自分に気づいてもらう
あゆみ
あゆみ
今日からできることばかりですので、参考にしてください!

 

つまずいているポイントに親が気づいてあげる

  • どこでつまずいているのか?
  • どこまで理解できていて、どこからわからないのか?

つまずいているところに親が気づいてあげるのが大切です。

『5歳から始める最高の中学受験』に、子供のつまずきの見つけ方「やればできる」と立ち直らせる方法が載っています。

 

内容をまとめると、次の4ステップです。

①どこで困っているか気づいてあげる

②努力したことを認めてあげる

③親子で一緒に解決方法を考える

④「できた」という体験をさせてあげる

 

まず、子供にどこで困っているのか?聞きます。

子どもが「もう、ぜんぜんわからない!」と言ったとしても、

「先生はどんなことを教えてくれた?」

「どこまではわかっているの?」

と、子どもが今、どこで困っているか、問題を見つけます。

「ぜんぜんわからない」という言葉に対しては、

「わからないことをわからないと正直に言えてえらいね」とほめてあげることもできます。

 

次に、子どもが努力したことを認める質問をします。

「どんな風にやってみたの?」

「どういうふうに考えてみたの?」

と聞きます。

こう質問することで、「解けなくても、ちゃんと理解できていること・わかっていることもあるよね」というメッセージが伝わります。

たとえば、

「先生からはひらがなバツされちゃったけど、ここ、ちゃんとはねているじゃん。なーんだ、前よりできているじゃん。すごいすごい!」と言うこともできますね。

 

みたいに。

「ちゃんと授業聞いていたの?」と聞かれるのとは、全然違いますよね。

 

 

次に、親子で一緒に解決策を考えます

わからないところを親が解説してあげたり、具体物を使って考えたりできます。

 

最後に、「できた」という体験をさせてあげるのがポイントです。

そのためにもう一度、同じ問題を解いてもらいます

答えを見ないでもう一度チャレンジしてもらい、「できた!」という体験をさせてあげます。

 

小学1年生の問題は、親からすれば簡単なので、

なんでこんなのがわからないの!?むきー!!

と罵倒したくなること、たくさんあると思います。

 

ダメとわかっていても、仕事疲れと毎日の忙しさで、つい言ってしまうこともあると思います。

ただ、子どもは勉強についていけなくて、すでに困っている状態

そこへ親が感情的に怒ってしまうと、困っている事実を隠そうとしたり、目を背けたりしてしまいます

自分のSOSをひた隠しするようになったら、解決はもっと難しくなります。

 

あゆみ
あゆみ

私も親なので怒り・焦りの感情に支配される気持ち、すごくわかりますが、

ぐっとこらえて、

「どこで困っているの?」「どこがわからないかな?」

と聞いてみてください。

 

結果ではなくプロセスを褒める

結果がよくなくても、プロセスまで否定しないことも大切です。

 

小川先生の本にも、

わが子を伸ばす”ほめポイント”は、結果ではなくプロセスです。

『5歳から始める最高の中学受験』p125

 

と書かれています。

 

テストで100点など、良い結果のときだけほめていたら

結果が95点のときに「お母さんをがっかりさせちゃう……」と、

顔色をうかがう子になってしまう可能性があります。

 

そうならないためには、

結果ではなくプロセスを褒めることがポイント

 

具体的には、

「しっかり文章を読めたね。この問題は計算ミスさえしなければあっていたのだから、すごいね」。

「数字を書く練習を頑張ったおかげで、書く力が前より強くなったんじゃない?カタカナを書く力もアップしているよ」。

「書き順が間違っていたのに自分で気づけたの?すごいね!しかも2つ目からは書き順ばっちりだったよ」。

など、どんなに小さいことでも、以前と比べてできるようになったことがんばれたこと改善したことを見つけてあげて、ほめてあげるのがいいです。

 

これは息子(5歳)でも気をつけて声かけしていますが、すごく効きます。

上の2、3つ目は息子に実際に言った言葉です。声をかけたら、ノリノリで公文のプリントをやっていました(笑)

 

思うような結果がでなかったときにも、プロセスを否定しないのが大切です。

これは、思うような結果がでなかったのは、能力ではなく、やり方に問題があっただけ、というメッセージを伝えるためです。

 

育児や仕事に追われると、理論よりも感情が先行するので、正直なところ簡単ではありませんし、わたしも自信がありません。

小川先生も3年かかったそうです。

あゆみ
あゆみ
それくらい大変なことですが、低学年のうちに親がこの意識をもてると、高学年になってからの伸びがきっと変わってくるはずです。

 

やる気をぐんとアップさせる〇〇を使う

これはわたしが息子にかけて、効果のあった言葉です。

すごくシンプルで、

「さーて、勉強しよっか!」

or

「宿題やっちゃおう」

これだけです。

これも5歳から始める最高の中学受験に書かれていて、はじめは半信半疑で使っていました

 

「勉強しよう」と声をかける大切さは、こちらの本にも書かれています。

たくさんのお子さんとその家庭環境を見てきた経験から、子どものやる気をアップさせるヒントがたくさん書かれています。

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一部を引用します。

文脈としては、「ゲームばかりしていると、成績が落ちるわよ」のような「〇〇していると△△になってしまう」ではなく、

「算数の勉強をすると宇宙飛行士になれるよ」のように「〇〇すれば、▲▲のようになれる」と言い換えることを強くおすすめします

『自分から勉強する子の育て方』p144

 

ここを読んでからは子供に、

「勉強すると大きくなって楽しいこと・やりたいことがいっぱいできるよ」「ママは勉強大好き」と毎日言うように意識しています。

 

わかっていない自分に気づいてもらう

全然わからない!というお子さんがいる一方で、

わかったつもりになっている子

怒られないようにわかったふりをしている子

の対応方法が、『自分から勉強する子の育て方』に書いてあります。

 

わかっていないことに気づいてもらうことが必要なのには理由があります。

子どもは新しいことを学ぶとき、

  • 教えられた内容を「わかる」
  • なぜそうなるのか「理解する」
  • ほかに応用できる知識として「納得する」

の3段階をたどります。

「納得する」を体験すればするほど、学びの達成感・わかる喜びが増え、学習意欲がわいてきますよね。

 

そのファーストステップが「わかること」。

あゆみ
あゆみ
つまり、「わかったつもり」「わかったふり」に気づいてあげないと、「納得する」まで到達できず、勉強の楽しさを味わえません。

 

ただ、ストレートに指摘するのは逆効果なので、親が生徒役になってうまく誘導するのがポイント。

 

本当に子どもがわかっているかな?と思ったときは、

「わかったんだ。すごいね!」

まずほめます。それから、

「でも、ここちょっと難しいし、ママちょっと心配だから、この部分がなんでこうなるか、説明してくれるかな?」

生徒役になります

 

これなら親が怒られている感もなく、わかっていなかったことがわかっても、子どもが安心して話せる雰囲気ですよね。

 

上記で書いたことは、忍耐と時間はかかりますが、親の接し方・家庭環境で改善できることです。

 

あゆみ
あゆみ
接し方はわかったけど、難しそうだな…と思ったら、通信教育を利用するのもありです。

 

通信教材のなかには、付録が充実していて、学校の予習・復習をベースにしているものもありますので学校の勉強についていけずに悩んでいる方におすすめです。

こちらの記事で、ニーズ別におすすめをご紹介しています。

 

しかし、なかには、明らかについていけていないというケースもありますよね。

その場合は、通信教育はおすすめしません!

その理由を、次に解説していきます。

小学1年生で勉強に明らかについていけない場合の対処法は?

次のケースにあてはまる場合は、子供がSOSを抱えている可能性があります。

この場合、褒めたり、通信教育や市販のドリルにたよったりするのではなく、まず、子供がどんなところでつまずいているか親御さんが丁寧に観察して、気づいてあげてください。

 

▼観察するポイント▼

・8は1と何の数字で分けられるか?目の前で具体物を使ってもわからない

・黒板を写すのが遅く、授業についていけない

・板書のときに一画ごとに黒板を見ないと板書できない

・簡単な漢字を覚えられない

 

上記の問題を抱えるお子さんは、認知機能に問題をかかえている可能性が考えられます。

認知機能とは、目、耳、手など五感を通じて外部から得た情報を、整理して、それをもとに計画を立て、実行するために必要なものです。

 

社会で活動していくための行動すべての土台となるのが認知機能です。

土台がぐらついているところに家を建てたら倒れるように、

認知機能に問題を抱えているお子さんに、ひたすら漢字を書かせたところで、根本的解決になりません。

 

漢字を覚えられないのは、形を認知する力が育っていないからです。

簡単な足し算・引き算をできないのは、数えることができていないからです。

 

こういう子にとって、漢字の練習をする、黒板を写すというのは苦しいことです。

学校の先生に協力をあおぐことはできるかもしれませんが、そもそも問題に気づいてもらえる可能性はかなり低いです。

 

形が認知できなければ、図形問題をとけません。数を数えられなければ、文章題も図形問題もおてあげです。

あゆみ
あゆみ
土台に問題を抱えているお子さんに、ひたすら文章問題、図形問題をやらせてしまうと、ますます勉強嫌いになってしまいます。

 

認知機能に問題があって、勉強ができないという子供に対しては、

褒めることは根本的な解決策にならず、

勉強への直接的な支援しかない

 

ということは、『ケーキの切れない非行少年たち』に書かれています。

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「うちの子、小学1年の1学期でもう周りより遅れている気がする…」など、気になることがある方は、ぜひこの本を読んでみてください。

少しでも「あてはまるな」と感じたら、お子さんの将来のためにもこの本は何としてでも読んだ方がいいです。

 

上記の本を買う前にご自宅で試したい場合は、コグトレという認知機能強化トレーニングのワークがおすすめです。

1日5分!  教室で使えるコグトレ 困っている子どもを支援する認知トレーニング122

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「点つなぎ」・「形さがし」・「まとめる」のシートをやってもらうといいです。

 

  • 漢字を覚えられない
  • 計算が苦手
  • 黒板を写せない

という悩みを抱えるお子さんはいずれのシートもうまくできないことが本で指摘されています。

 

『ケーキを切れない非行少年たち』の感想はこちらに詳しくかいています。

 

関心のある方は、コグトレ研究会ものぞいてみてください。

 

小学1年生で勉強についていけない場合の対処法まとめ

4冊の信頼できる本で書かれていること、わたしが息子に実践して効果のあった方法を改めてまとめたのがこちら。

  • つまずいているポイントに親が気づいてあげる
  • 結果ではなくプロセスを褒める
  • やる気をぐんとアップさせる〇〇を使う
  • わかっていない自分に気づいてもらう

 

低学年のお子さんにおすすめの通信教材は、こちらの記事でニーズ別に解説しています。

 

通信教育の必要性を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

小学生に通信教育は必要ない?必要な人・不要な人を丁寧に解説【ニーズ別の教材3選もご紹介】

 

ただし、数を数えるのができない、ひらがなをなかなか書けないなど、明らかにおかしい・・・・と感じた場合は、

認知機能を疑ってあげる必要があります。

その場合は、褒める、通信教材は効果を期待できず、認知機能を強化するトレーニングが必要です。

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