小学生に通信教育は必要ない?必要な人・不要な人を丁寧に解説【ニーズ別の教材3選もご紹介】
この記事では、「小学生では通信教育は必要ないでしょ?」と悩むあなたのために、
・小学生向け通信教育が必要ないのはどんな人?
・小学生の通信教育を安易に使わない方がいいのはどんな人?
・小学生の通信教育はどんな人におすすめ?
この3つのポイントについて解説しています。
・小学1年生で通信教育は早い気がする。
・小学校のうちは学校の授業と宿題で十分と思うけど甘いかな?
・テストと同じ問題だから通信教材やってればよい点とれるというけど、本当にそれでいいの?
こんな悩みを持つ方は多いと思います。
今回の記事は、わたしがかなりの時間を投入して、本で研究してわかったことをもとに書きました。
教育改革のニュースをきっかけに、
私は何も考えていなかった反省とともに、教育本を読み漁りました。
一部はこちらこちらで紹介しています。
塾に比べて安いとはいえ、通信教育を受講するとなると、当然お金はかかります。
通信教育が子供に本当に必要か見極めないで入会してしまうと、
お金も時間も無駄になってしまいます。
また、お子さんの抱えるSOSを先延ばしするリスクさえあります。
お子さんに通信教育をとってあげるべきか悩んでいる方向けに、
通信教育がどんな人に必要で、どんな人に必要ないか、どんな人は要注意かを丁寧に書きました。
結論を先にお伝えしておくと、
小学生向け通信教育が必要ない方
・自分から勉強する習慣ができている
・学校の授業に問題なくついていけている
・ほかの習い事が忙しすぎる
↑ このような方には、通信教育は必要はありません。
反対に、通信教育がおすすめな方は、
・学校の授業に問題なくついていきたい
・中学受験を考えているから早めに学習習慣をつけたい
・落ち着きがなくじっと座っていられないから座る習慣からつけたい
・学習習慣をつけるきっかけづくりにしたい
・子供がやりたいと言っている
こんな方には通信教育はおすすめです。
子どもの教育はいっかいきり。やりなおしはききません。
わたしも同じ気持ちです。
だからこそ、「もっと早くに知りたかった!こんなはずではなかった!」とならないために、確かな根拠とデータが得られる書籍で勉強しました。
世の中に似たような情報はあふれていますが、
子供時代は1度しかありませんので、研究に裏付けられた知識をもとに判断したいと思いました。
目次
小学生の通信教育が必要ないのはどんな人?
小学生向け通信教育を使う必要がないのはどんな人か?まずみていきます。
不要なお子さんの特徴は3つ。
- 自分から勉強する習慣がついている
- 学校の授業に問題なくついていけている
- ほかの習い事が忙しすぎる
自分から勉強する習慣ができている
子供が自分から学習する習慣がついていれば、通信教育は必要ありません。
小学校、とくに低学年のうちに最も身に着けておきたいのは、自分で勉強する学習習慣です。
反対に、学習習慣がついていない!という方には通信教育は利用価値アリです。
小学1~2年生のお子さんであれば、勉強してもらう!よりも、子供が楽しみながら自発的に勉強する習慣づけの手段として通信教育を利用するのがおすすめです。
教育専門家の小川大介先生は、自分で勉強できる子に育てるために必要な2つのことは、
・勉強するのは当たり前だと子供が思っていること
・自分で段取り力をつけること
だと『5歳から始める最高の中学受験』に書いています。
この本を読んでから我が家では、「休みの日も平日も毎朝、勉強タイムを設ける」というルールを作って取り組んでいます。
はじめは絵本からスタートして、今では保育園に行く前に15~20分机に向かう習慣がつきました。
詳細はこちらに書いています。
通信教育は毎月届きますよね。
この“毎月届く“がポイントで、やる気のスイッチにもなっているんです。
新しい号が届くと、前月号が終わっていなくても「今度こそ!」とやる気になったりしますよね。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”true” avatar_shadow=”true” balloon_shadow=”true”]主体的にドリルを開く習慣がなければ、通信教育は良い「やる気のスイッチ」になります。[/word_balloon]
学校の授業に問題なくついていけている
授業に問題なくついていけているのであれば、通信教育を申し込まなくてもOK。
というのは、たいていの通信教育は、学校の予習・復習をメインとしているからです。
ただし、算数だけは例外です。
算数を点数だけで「ついていけている」と判断するのは危険です。算数のテストが90点以下で、特に70~80点は要注意です。
小学校算数のテストは、理解がいまいちでも、そこそこ点を取れてしまうという特徴があるからです。
平面図形の単元を理解していなくても、ほかの基本問題でカバーできて、75点とれちゃうケースもあります。
テスト結果だけ見れば、「算数はそこそこできている」と判断されてしまいます。
ほかの教科と違って、算数は「前から順番に理解していく」教科。
つまずいた単元をそのままにしておくと、高学年になったとき致命的になります。
ほかの教科はついていけているし、算数も90点以上とれている、という場合は通信教育は必要なしと考えて問題ありません。
もう少し詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ほかの習い事が忙しすぎる
すでに習い事をいくつかしていて、お子さん、ママ・パパに余裕がない場合はおすすめしません。
子供には何もしない時間、ぼーっとする時間が必要だからです。
1週間が習い事でいっぱいだと、インプットばかりで振り返る時間が取れません。
子供はぼーっとしてる時間に、学んだことを振り返り、自分の中に定着させています。
忙しいスケジュールにさらに通信教育を押し込んだら、子供が勉強嫌いになってしまう可能性もあります。
時間の主導権を子供にゆだねてあげることは大切だと思います。
私がお伝えしたいのは、「時間の主導権」を子どもに渡そうということです
子どものことを思うあまり、あれもこれもと詰め込んで、子どもが今日1日の体験を自分のものにする時間を奪っていないでしょうか#頭のいい子の親がやっている見守る子育て #p119 #習い事 #子どもの時間— 小川 大介 (@Kosodate_Ogawa) March 18, 2020
ただ、習い事で忙しくても、お子さんが「やりたい!」と言ったら気持ちを尊重してあげてください。
そのときは、お子さんに教材を選んでもらうのがおすすめです。
小学生の通信教育はどんな人におすすめ?
次にあてはまる方に、通信教育はおすすめです。
・学校の授業に問題なくついていきたい
・中学受験を考えているから早めに学習習慣をつけたい
・落ち着きがなくじっと座っていられないから座る習慣からつけたい
・学習習慣をつけるきっかけづくりにしたい
・子供がやりたいと言っている
ただし、上記にあてはまっても、通信教育に安易に頼らない方がいいケースがあります。
「勉強についていけない理由」によっては、通信教育に頼ることによって、問題を先延ばしどころか、悪化させてしまうリスクがあります。
安易に通信教育に頼ると問題を先送りするリスク
次のケースにあてはまる場合は、子供がSOSを抱えている可能性があります。
この場合、決して通信教育に任せきりにするのではなく、子供がどんなところでつまずいているか親御さんが丁寧に観察して、気づいてあげてください。
・小学3年生なのに「7引く2」などの簡単な足し算・引き算ができない
・黒板を写すのが遅く、授業についていけない
・板書のときに一画ごとに黒板を見ないと板書できない
・簡単な漢字を覚えられない
上記の問題を抱えるお子さんは、認知機能に問題をかかえている可能性が考えられます。
認知機能とは、目、耳、手など五感を通じて外部から得た情報を、整理して、それをもとに計画を立て、実行するために必要なものです。
つまり、社会で活動していくための行動すべての土台となるのが認知機能です。
土台がぐらついているところに家を建てたら倒れるように、
認知機能に問題を抱えているお子さんに、ひたすら漢字を書かせたところで、根本的解決になりません。
漢字を覚えられないのは、形を認知する力が育っていないからです。
こういう子にとって、漢字の練習をする、黒板を写すというのは苦しいことです。
学校の先生に協力をあおぐことはできるかもしれませんが、そもそも問題に気づいてもらえる可能性はかなり低いです。
形が認知できなければ、図形問題をとけません。数を数えられなければ、文章題も図形問題もおてあげです。
土台に問題を抱えているお子さんに、ひたすら文章問題、図形問題をやらせてしまうと、ますます勉強嫌いになってしまいます。
「うちの子、2年生なのにまだひらがなも書けない…」など、気になることがある方は、この本を読んでみてください。
上記に少しでも「あてはまる」と感じたら、この本を読むとたくさんの気づきが得られるはずです。
▼感想はこちらに書いています▼
▼子供のつまずきに気づくヒントはこの本にあります。この本を読むと、授業参観でつまずきに気づく方法がわかります。
感想はこちらから。
小学1年生で勉強についていけない具体的なお悩みがある方は、こちらも参考にしてください。
ニーズ別・おすすめの通信教育3選
お子さんに合った間違いのない通信教育を見つけられるように、ニーズ別におすすめ教材をまとめました。
下記はすべて無料でお試しできますので、気になる方は資料請求してみましょう。
本当の学力をつけたい
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本をたくさん読みたい
あれこれ手を尽くしたけど勉強してくれない 学校の授業に問題なくついていければいい |
⇒進研ゼミ小学講座 |
タブレット学習と決めている
あれこれ手を尽くしたけど勉強してくれない 学校の授業に問題なくついていければいい |
⇒スマイルゼミ |
本当の学力をつけたい/中学受験をする
中学受験をするお子さんに一番おすすめは、Z会。
付録やゲームで勉強させるのではなく、「問題を解けた!」という喜びで勉強好きにさせるしかけが好評です。
・ご褒美がなくても自分から勉強する子になってほしい
・低学年のうちに学習習慣をつけたい
・中学受験を成功させたい
こんな方におすすめです。
ご褒美を使ってでも勉強してほしい!
「勉強してくれれば御の字!」そんな方には、付録が最も充実している進研ゼミ小学講座がおすすめです。
遊びに向かうように、勉強するしかけが随所にちりばめられているので、「椅子に座る習慣をつけたい!」という方におすすめです。
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タブレットと決めている方には、スマイルゼミがおすすめです。
小学生タブレット通信教育と英語教材で、最優秀賞をとっているゆるぎない実績があります。
カリキュラムは教科書準拠なので、予習・復習にもぴったり。
タブレットは、画面の上に手をついても大丈夫なので、紙に書くように書き練習ができます。
タブレット学習と決めている方にはスマイルゼミがおすすめです。
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実はこんなに多い!?通信教育を退会する人
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”true” avatar_shadow=”true” balloon_shadow=”true”]ママ友に通信教育を勧められて気になっている…という方もいると思います。[/word_balloon]
通信教育の利用者は多いのは事実ですが、実は、退会する人も多いのです。
知名度ダントツで利用者数も多い進研ゼミは、毎年4割が退会しています。
↓ これは2018年度のベネッセの決算説明書にあるグラフです。赤枠にご注目ください。会員数は増加傾向にありますが、毎年の継続率は約6割。
つまり、毎年4割が退会している事実がわかります。
↓ 2020年度の決算説明書では、小学講座の在籍率は前年と横ばい。やはり退会者数を新規入会者が支えていることがわかります。
月額約3000円の通信教育は塾と比べれば安いのは確か。
しかし、3000円あれば、市販のドリルを数冊買えちゃいますよね。
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